2021.11.23-11.25【ウィークリーレポート@令和二年七月豪雨球磨村】

11月23~25日

昨年、熊本豪雨災害で活動に入ったお宅から、「神瀬マダムの新たな活動拠点にしたく、OJに仕上げ作業をお願いしたい」と活動依頼があり、ちょこっと球磨村へお邪魔してきました。

約4ヶ月ぶりの球磨村もだいぶ冷え込み、冬の空気をかんじさせてくれたと同時に、公費解体や道路工事も進み新たな景色になっていました。

私達の活動拠点としていた「たかおと」も、12月4日に引き渡しがきまり、神瀬マダムの活動場所も移転することになりました。

以前、ばーばのお茶会の会場にもなった、築100年程のお家。

今ではとても珍しいかまどがある炊事場。

家屋の一部再生は済んでいるけれども、これから大工さんが入るところもあるということで、ブラッシングや消毒作業を少しお手伝いさせて戴きました。

 

普段重機や事務作業のメンバーも今日はブラシや雑巾に持ち替えて活動。

この日は祝日という事もあり、住人さんが入れ替わり立ち替わり訪れており、おうちの外でも中でも賑やかな声が聞こえてきていました。

お昼は、久しぶりの神瀬マダムの味◎
冷えた体に染み込む温かく優しい味は格別!

「賑やかな食事はやっぱり嬉しいね。食べてくれてありがとう。」とマダムからも嬉しいお言葉でした。

滞在中にお世話になった住人さんへご挨拶や、新しくなったおうちの見学もさせていただきました。

「ずっと家族と悩んでいて、ドロドロになってまでこんなに家をきれいにしてもらったのに、嵩上げしてからもう一度考えることになったんだ。本当に申し訳ないよ。本当に申し訳ない。」
と話してくれた住人さんがいらっしゃいました。

お家があるからこそ悩まれた想いや、馴れ親しんだ地域への想いもあったと思いますが、新たな決断の難しさは半端ではなかったと改めて感じました。

また、災害があってからしか知らなかった姿も、新しい姿へ生まれ変わりましたが、荷物の整理がまだまだこれからなの!と奮闘されておりました。

災害から1年半たちましたが、少しずつそれぞれのペースで確かに前へ進んでいる、神瀬地区の皆さんでした。

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