台風15号支援レポートまとめ【静岡県磐田・藤枝・袋井市】10月9~11日
【台風15号静岡県支援】磐田・藤枝・袋井市 10月9~11日
静岡県での活動が続いています。
磐田市と並行して藤枝市で活動、袋井市でも社協と連携して活動が始まりました。
■磐田市 神増、平松地区
土砂による被害の大きかった両地域。
地域のみなさんや地元消防団、業者さんたちが泥だらけになりながら毎日復旧活動を行われています。
私たちもお手伝いを続けながら、少しづつ泥が取り除かれ風景が変わりつつあります。
神増地区で車2台ごと車庫とともに押しつぶされてしまったお宅。1台はまだ新車で保険の関係を進めるためにも早く取り出したいと住民さん。
こちらのお宅では、ずっとお庭の泥や倉庫の荷物だし、倒れたブロック塀の撤去などを仲間たちと進めていました。
今回、青森に続いてKEEN社員がボランティアに参加。2日間同じお宅に通う中で住民さんと親しくお話するようになられていました。
「お宅のお母さんとお話ししながら活動する中で、いろんな思いやお気持ちを聞けて、活動の大切さを知りました」とKEENスタッフが話してくれました。
車は車庫の屋根部分を消防士有志が解体、専門知識を持つ仲間が車庫の鉄骨を取り除きました。
その後、重機でワイヤーをかけて車を救出。この時も消防士有志が手元で参加。車のロックを解除して車内に大切なものが残っていないか住人さんに確認してもらうこともできました。
ずっと気にかけておられた車が二台とも曳き出せ、お宅のお父さんがにこやかな表情になられました。たくさんの仲間たちのリレーでこの日にこぎつけることができました。
■藤枝市 社協ボランティアセンター
藤枝市での活動も並行しています。
社協のボランティアセンターにOJスタッフが常駐し、技術案件の現地調査に同行しています。
また家屋復旧の案件も担当。仮床、仮壁張りなどを行いながらできることを対応しています。
青森から引き続き参加しているOJメンバーで、社協ボランティアさんと現場での活動も行っています。
たくさんの家財やあつめたものが水害で濡れてしまったお宅。住民さんと細かくお話をしながら、地域ボランティアの皆さんと片付けに取り組みました。
被災後から見ると、かなりすっきりとしたお宅に、「別の家に帰ってきたみたいだ、ほんとにありがとう」と涙ぐまれる住民さんの姿がありました。
社協の皆さんも平常業務がある中、積極的に現場へと同行し、ボランティアと一緒に汗をかき、住民さんとお話をされています。
私たちも地域のみなさんとともに活動する中で、水害時の対応など、さまざまなことをお伝えできればと思いながら活動しています。
■袋井市 重機隊&消防チーム
袋井市からも土砂が流れ込んだ地域があると連絡をいただき、袋井市社協と現地調査へ。
家の裏山がくずれ、竹林がごっそりと家裏へ落ちてきたお宅。
崩れたところは滝のように雨水が流れたそうです。雨水とともに流れ込んだ土砂が広い範囲に流入しました。
重機隊は宅地内および家庭菜園部分に入り込んだ泥を重機で撤去にあたります。90歳になるおじいさんが大事に育てておられた家庭菜園。家庭といってもかなりの面積で、手作業では追いつかない広さです。こちらの土砂撤去と山裾の崩落した部分も重機にて土留めを行う予定です。
11日には静岡県の消防有志6名がボランティアとして参加。
重機が入れるように崩れ流れてきた竹の伐採撤去を行いました。
また家屋の庭に流れ込んだ土砂は袋井社協のボランティアのみなさんが手作業で運び出しました。
範囲の広い静岡県。各現場同士が車で一時間あまりの距離です。
静岡市などの被害も甚大で、各地でたくさんの仲間たちが同様に対応にあたっておられます。
その仲間たちと情報を共有しあって、できる限り支援の届かない地域がでないよう、わたしたちは県内西部を走りまわっている毎日です。
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