台風15号支援レポートまとめ【静岡県掛川市】10月16～18日

【台風15号静岡県支援】　掛川市　10月16～18日

静岡県の各市で活動が続いています。
先日は掛川市社会福祉協議会からも見てほしいお宅があるとご連絡を受けました。

川のほとりにあるお宅では、大雨により家の前の川にかかる橋に流木や土砂がつまってしまいました。濁流はそのまま渦を巻き、田んぼを飲み込み家の中にまで流れ込んできたそうです。
家横にあった沢から田んぼへ水を通していた水路は護岸擁壁の高さまで埋まってしまい、雨が降ると家屋側へ水が流れてくる心配もありました。

川沿いの細い擁壁と土砂の上に重機をあげて、水路を掘削。家族や親戚の方、社協のボランティアさんたちで片付けされていた家屋内も床をはがして乾燥をすすめています。

フローリングのお部屋では根太に残っていたボンド跡もきれいに取り除き、再利用も可能な状態にしました。ブラッシング、清掃を行い乾燥が完了すれば消毒まで行います。

地元消防士もボランティアとしてきてくださり、重機が掘削した後の側溝内に残っていた泥をきれいに取り除いてくれました。
庭の下を通っていた水路の暗渠部分のつまりも、地域の方と連絡を取り合い地元消防の可搬式ポンプをお借りして水圧で開ける試みもおこなってくださいました。
パワーとスキルを発揮された活動でした。

崩れた護岸を測量に来ておられた方が、「発災直後にも来たけれど、おうちの方は落胆されていて声もかけにくかったんですよ。たくさんのボランティアの方がこられておうちの方の表情が明るくなっているのを見て安心しています、ありがとう」。
とお話ししてくださいました。

磐田市、藤枝市、袋井市での活動も継続しています。あわせて島田市、川根本町でも現地調査をおこなっています。少ない人数ではありますが、できることを最大限行っています。