• [2021年]熱海土石流
  • 2021年、令和三年七月豪雨で発生した熱海土石流。 発災直後から先遣班が現地入り、地元行政、社協と連携し災害ボランティアセンター開設準備、支援団体間の調整などにあたる。7月21日災害ボランティアセンター始動、多岐にわたる支援活動中。

2021.8月~9月【マンスリーレポート@熱海土石流災害】

【熱海市から】 9月16日

これまでのことと、車の取り出しのこと
災害対策基本法63条、規制線区域内への一時帰宅後より、
貴重品や生活に必要な荷物の取り出し、車の取り出し、家屋内外の土砂出しなどのニーズについて、
市役所福祉課の方や社協さんと一緒に、避難所訪問や電話にてローラー調査を行ってきました。

その中で、住人さんより
「飼っていた犬のお骨やおじいちゃんの形見が倒れた家の下にあるから、できれば解体前に取り出せないでしょうか。」
「車は借りられたけど、出せるならやっぱり自分のがいい。」
「引越し前に荷物を取り出したいし、冷蔵庫を処分したい」
など、様々なお声がありました。

その声をもとに、
車の取り出しについて、市役所、地元建設業協会、地元消防団の方々と打ち合わせをし、
規制線内の車を一斉に、住人さん自ら運転し取り出すことができました。

車庫の中で土砂に埋もれている車の持ち主の方からは、
「なんとか車を洗ってエンジンがかかるか試したいんです。作業に伴う責任は一切問いませんからお願いします。」
と、切なお願いがありました。

車取り出しの前日、連携している技術アライアンスや地元有志の消防チームによって、重機で車庫から引き出された車はピカピカに。
無事にエンジンがかかり、当日には住人さん自ら運転して規制線内から出られたと聞き、その様子を想像するだけで嬉しい気持ちになりました。
更に後日、住人さんとお会いする機会があり、
笑顔でお話しされる姿、一緒に喜べたこと、
とてもとても嬉しかったです。

現在も、貴重品の取り出し、引越しに伴う荷物の取り出し、引越しサポートなど、
住人さんのお声を聞き、市役所の方や技術アライアンスと連携しながら行っています。

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