【令和6年能登半島地震】支援活動レポート 2月12~14日

【令和6年能登半島地震】支援レポート 2月12~13日

■ボランティアセンターとの連携
能登町でも災害ボランティアセンターが始動し、被災廃棄物の処理などが始まっています。

私たちも能登町社会福祉協議会と連携し、技術系が必要とされる案件との線引きや現地調査への同行を開始しました。
少しづつ水が出はじめ、避難していた人たちも家に戻る方も増えています。それにともないおうちの片付けなどのニーズも増えていくことが予想されます。

おうちの中に入れていただくと、いまだ散乱したままの家具や、落ちた内壁、天井が横たわっています。
社協のボランティアさんでできること、技術系が必要なこと、同じ地域で動く災害NGO結のメンバーとも目線をあわせながら復旧にむけて動き始めています。

■地域がたちあがるお手伝い
能登町宇出津地区で9代続くお醤油屋さん。伝統の味で地域を元気にしたいとの心意気に応え崩れた倉庫を撤去しながら、出荷寸前だった樽を取り出すルートを作っています。
明治時代のつくりという倉庫はりっぱな梁が横たわり、屋根は瓦の下に土とむしろが吹かれていました。

下敷きになっていた車も少しづつ姿をあらわし、通りを行くご近所の方も少し安堵した表情で私たちにお声がけをくださるようになりました。
また地域の神社での鳥居撤去作業も佳境に入りました。

石造りの立派な鳥居が倒れてしまい、参道の階段をふさいでしまっていました。丘の上に住む人たちの生活通路にもなっており、宮司さん、氏子さんたちも一緒に撤去作業を行われています。
かたい岩に穴をうがち、セリ矢とよばれる道具を使って手で運べる大きさまで割っていきます。
「4月のお祭りができれば」とつぶやく宮司さん。その希望が実現することで地域が活気づくのであればと、お手伝いを続けています。

■若者たちの炊き出し
若者を中心に進めている炊き出し、京都から自然素材を使った料理で人気を集めるYoutuberも来てくれました。
能登をルーツとする京都の湯葉屋さんの湯葉も好評で、彩り豊かなプレートに住民さんたちも大喜びでした。

また経産省主体で入ってきている大手チェーン店のキッチンカーの炊き出しも各地で行っており、若手コーディネーターが炊き出し場所のコーディネートとアテンドを行っています。
一か月以上が経ちましたが、水が出ない状態が続く中、命をつなぐ活動がまだまだ必要です。食事を提供するととともにさまざまな情報も集めながら炊き出しを継続しています。

 

【令和6年能登半島地震】支援レポート 2月14日

日本一周中に秋田水害のボランティアで参加したカンタ。
一度秋田を出た後も再び秋田に帰り、そして今回能登にも来てくれました。

炊き出しのリーダーを務め、朝のミーティングの司会も一か月やり通してくれました。
能登で成長した彼が、旅を終え社会に巣立とうとしています。
また出会えることを楽しみにしています。
以下、カンタからのメッセージです。

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能登半島地震の災害支援、約1ヶ月活動させてもらって一旦終了させてもらいました!
去年の夏の秋田に続いての参加になりました。

水道も出ない中の活動で、本当にいろいろと大変だった1ヶ月でした。
辛いことも多いけど、人間的にとても成長できた気がします。
団体の炊き出しのリーダーを務めさせてもらいました!

そして1番は住民さんやいろんな人と出会えたこと、旅中に出会った人たちと再開して一緒に作業できたのが嬉しかったです。
本当に素敵な経験でした!!!!

僕は1度能登を離れるけど、これからも残って作業を続ける仲間たち、そして能登のみなさんを応援し続けます。

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