【令和6年能登半島地震】支援活動レポート 2月19~22日

【令和6年能登半島地震】支援レポート 2月19~20日

■お醤油屋さん復旧作戦
ずっと取り組んでいるお醤油屋さんの復旧作業。少しづつ崩れた建材を取り除き、必要なものを倒壊した倉庫から取り出してお醤油づくりの樽を傾いた土蔵から取り出す準備をしていました。
ようやくルートが開け、手作業で樽をだすことに。安全を確保しつつ運び出しにとりかかりました。まだ中に生醤油が少し残っていたため、重量があったので樽のバルブを抜き廃棄分のお醤油を取り出しました。

あたり一面、お醤油のいい匂いが漂う中力と呼吸をあわせて二つの大きな樽とひとまわり小さな樽を運びだし、倉庫まで移動することができました。
作業を終えてベースへ戻ってみるとお醤油屋のおかみさんが訪ねてくださり、イカ刺しを差し入れてくださいました。そしてお刺身に添えてくださったのは貴重なのこっていたお醤油のボトル。
いろんな土地のお醤油を味わってきた私たちですが、今回のお醤油は格別の味でした。
引き続き、建物の保全作業などが続いていきます。

■炊き出しもまだまだ続きます
丸森町の災害でボランティアにかけつけてくれたゆっけ。その後群馬の鉄板焼き、ステーキ美熊野さんに就職してシェフの道へ。
今回会社をはじめ、仲間を率いて2日間ステーキ丼の炊き出しを行ってくれました。

「お肉が食べたい」というリクエストを住民さんからよく聞くようになってきた最近、大好評でした。
群馬から名物高崎だるまに能登復興を祈願してくださいました。
各地の思い、能登の地で実るようにつながっていきたいです。

また、いまだ炊き出しが入っていなかった地域にも行くことができました。集会所などが使えず、個人のお宅を提供してくださった場所でにぎやかにみんなで一緒に食事をしました。
小雨交じりの肌寒い夜でしたが、暖かい食べ物と地域皆さんが歓迎してくださったぬくもりであっという間に時間が過ぎてしまいました。

そして、今回の炊き出しで移動食洗器も始動開始です。炊き出しだからと使い捨ての容器でごみを増やすことをせず、繰り返し使える食器で炊き出しを行い始めました。
ごみの問題は被災地では喫緊の課題です。すこしでも地域の負担を減らし、地球への負担を減らしていくことも私たちの目指すところです。

 

【令和6年能登半島地震】支援レポート 2月21日

■ごみを出さない炊き出しを
ずっと炊き出しを続けていますが、水が出ないことや食数の多さから使い捨ての食器を使っています。みなさんからAmazonほしいものリストで寄付していただいた丼や割りばしでたくさんの方に暖かいお料理を食べていただきました。

給水車をいわき社協さんからお借りすることができ、水の供給も回るようになり、炊き出しの食数も安定して出せるようになってきたので移動式食洗器号の制作に取り掛かりました。
地球環境デザイン エコトーンさんが食洗器とリユース食器を能登まではこんでくださいました。

軽トラにつみこんで屋根をつけ、野外でも食洗器の使用を可能にしています。
炊き出しに同行し、リユース食器を使ってお食事を提供、回収して食洗器で洗っています。

災害が起きた土地では必ずゴミの問題が発生します。
私たちも自分たちの生活のゴミはボランティアから帰っていく皆さんが持ち帰ってくださっています。
被災地にごみを残さないように。

環境問題と災害には密接な関係があります。
プラゴミを大量に残さない方法での炊き出しを進めるべく、食洗器号活躍中です。
きれいな能登をきれいな姿に復興させる第一歩になればと思います。

 

【令和6年能登半島地震】支援レポート 2月22日

シャボン玉石けん株式会社さんがソープを避難所の シャワールームに提供くださいました。
断水が続き下水も復旧中の海の町。使う石けんも肌と環境にやさしいものを使いたいです。能登の皆さんにとても喜んでいただいています。
Earth Day Tokyo/アースデイ東京 さんつないでくださりありがとうございます!

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