令和4年8月豪雨レポートまとめ【青森・秋田県】8月末~9月13日
【令和4年8月豪雨支援】北東北、秋田・青森 8月29日~9月13日
8月豪雨支援で山形、新潟から続いて青森県、秋田県でも活動をしています。
■りんごの樹の下で ~青森県~
青森県では8月下旬からは鰺ヶ沢町にて、町行政・社会福祉協議会と連携してボランティアセンターにあがる技術的ニーズに対応、家の応急復旧にあたり床下での活動が続きました。岩手の連携団体JUMPも山形に続き応援にきてくださいました。
また、社協の職員の方たちも積極的に現場へきてくださり、一緒に床下に潜って作業をされています。今後、また東北で災害があったときにはこの経験を活かしていかねばならないとおっしゃっておられます。
弘前市では水と泥に畑がのまれてしまったリンゴ農家さんのお手伝いに入っています。
日本一位のリンゴの産地。市役所にも「りんご課」があり、連携しながら農家さんたちとともに、折れたり枯れたしたリンゴの木を伐採。玉切りして薪として再利用できる下準備のお手伝い、重機を使って敷地内に入った土砂の撤去や木の根っこを覆っている泥の除去などにあたっています。
3年前に台風19号で被災された長野のリンゴ農家さんたちからなるチームSHIROからも応援に来て下り、被災したリンゴの対処法など具体的なアドバイスもいただきました。
またパートナーであるKEENのみなさんも定期的にボランティアにこられ、青森のシンボル、リンゴ畑の復旧にむけて地域の皆さんのお手伝いにあたっています。
■マタギのふるさと ~秋田県~
秋田県では大館市や鹿角市に向かい大館市ボラセンでは地元社協さんたちに壁はがしや床はがしの方法をお伝えしてきました。
並行してボランティアセンターが立ち上がらず地域の方たちで再生にあたっていた上小阿仁村で活動。
家屋復旧に加え、重機隊による土砂撤去なども行われました。
上小阿仁村の上仏社(かみぶっしゃ)地区を中心に活動をしています。この地域には結とよばれる住民同士での助け合いの伝統があります。
しかし高齢化などで手が足りていなかったため、私たちも町内会と町役場と連携してお手伝いをしています。
地域の方たちも重機を扱える方が多く、「上小阿仁重機隊」としてわたしたちも混ぜてもらいながら一緒に土砂をとりのぞいています。
地元の曹洞宗僧侶の方々や連携団体である西東京臨済宗「臨坊」、ボランティアチーム「援人」など皆さんの力で日に日に活動が進んでいます。臨坊さんはキッチンカーを使用して炊き出しも行ってくださいました。
■みちのく花咲く ~北東北~
他にも岩手県一戸社協にもお邪魔をしたり、各地の様子を見にうかがっています。
少数のメンバーで新潟から青森まで移動し続けての活動がつづいているため、報告にも時間を空けてしまうような状態でした。
7月豪雨、8月豪雨、東北の被害が続き、そして北東北での活動が現在中心となっています。
わたしたちも東北の災害支援団体として、各地域で実際に活動するとともに、今後地域のみなさんが災害に対応していく力を拡大していくお手伝いを継続していきます。
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