
【令和6年能登半島地震・豪雨】支援活動レポート 11月1日~4日
【能登半島豪雨】支援活動レポート 11月1日
地震から10ヶ月、ベースでは黙祷から朝礼をはじめました。
この日ボランティアを終えバイクで愛知へ帰っていったのんちゃんからのレポートです。
<<<<<以下本文>>>>>
愛知県岡崎市から1週間だけ参加した、のんちゃんです。
ずっと参加したいと思っていましたがなかなか予定が合わず、今になってやっと来ることができました。
震災で瓦などが落ち、ひどい雨漏りの中1人で家に住んでいるおじいちゃんのお宅に応急処置をしに行ってきました。
家に入ると湿気がすごく、2階に上がり天井を見上げると外の光が瓦の間から差し込みます。
それはそれは大変な状況でした。
同様のお宅がまだ何軒もあると思うと本当に心が痛みます。
他にも泥出し、家財の運び出しなどの現場に行ってきました。どの住民さんもとても温かく、自分が同じ状況だったらこんなにも明るく、優しくいられるのだろうかと考えさせられました。
この1週間本当にいい経験になりました。
そして「いい経験になりました」で終わらせないように、自分にできる支援を続けたいと思います。
人手は常に足りていないという事を実感しました。また絶対にここに戻ってきます。
重機やトラックを運転できる人超かっこいいなって思いました。近いうちに免許取りに行こうかなと考え中です!
【能登半島豪雨】支援活動レポート 11月2日
能登町松波にある松岡寺でキャンドルジュンさん主催の音楽イベント”LOVE FOR NOTO”が行われました。
生憎の雨の中のイベントとなりましたが、たくさんの人が集まっていただき皆様とても楽しんでいました。
地震と豪雨の二重災害があり、とてもメンタルが落ち込む中で、電気を消しキャンドルの灯りと音だけが響く空間はとても癒されたと思います。
いろんなアーティストさんが能登を想い遠方から来てくださり、住民さんも音楽でいろんな気持ちを今日だけは忘れているように見受けられました。
元々祭り文化の能登の方は楽器や音がとても好きなんだなと伝わり、音楽が与えるパワーをすごさを改めて実感しました。
これからも色んな人たちと地元の方々がコラボして元の能登には戻らなくても新しい能登を築けていけたらいいな〜。
(りき)
【能登半島豪雨】支援活動レポート 11月3~4日
能登の豪雨以降2回目、KEENのみなさんが活動に参加してくれました。今回はバッグメーカーのCHROME インダストリーからも参加してくださいました。
地震でも何度も通って靴の配布や土砂撤去などの活動をおこなっていました。
豪雨直後も能登に入り、同様に活動してくれました。
今回もラブフォーノトでブースを出すかたわら、4名のスタッフが土砂出しにむかいました。
帰りには孤立していた地区で住民さんともお話をしていかれました。
そんな皆さんの中から、豪雨後一回目に参加してくれたスタッフからレポートをいただきました。
<<<<<以下本文>>>>>
今回初めて災害支援に参加させていただき、実際に被災地に足を運ばないと気付けないことが沢山あると感じました。
私たちは輪島市の深見へ行きました。そこに向かう道中目にしたのは、崩れ落ちた山肌、屋根からばらばらと落ちた瓦や倒れたコンクリート塀、一階部分が潰れて傾いた家や歪んだ道路など、災害が起きた当初ニュースで見ていた状況でも実際に見ると思わず目を塞ぎたくなるほどの衝撃を覚えました。
深見には2日間足を運び、現地の方が休めるカフェと秋刀魚の炊き出し、そしてKEENのシューズのお渡しを行いました。
ご飯の準備や秋刀魚を焼いたり一緒に作業を行う中で、立て続けに来た地震と水害のお話しを聞かせてもらい、ニュースメディアでは伝えきれていない生の声を聞くことができました。
復興にはまだまだ時間がかかるという現状と、ボランティアの大切さを私は沢山の方に伝えていきたいと思いました。
私は普段KEENの店舗のスタッフとしてシューズの販売を行っています。
そのときに言っていただける“ありがとう”という言葉と、被災者の方に靴を選んでもらってお渡ししたときに言っていただける“ありがとう”同じ“ありがとう”なのに、それは全く違うものに感じました。
普段は慣れない仮設住宅での生活で、外に出れば災害の跡が沢山あり心も落ち込み、塞ぎ込んでしまいたくなる状況でも私たちを快く受け入れてくださる所に現地の人の強さと温かさを感じました。
このような状況の中で少しでも気を休められる時間、外の人とお話しできる機会を作ることができ、来てよかったと心から思えました。
また、被災者の方との関わりだけでなくOPEN JAPANの方や何度もベースに来られている参加者の方から聞くことができた様々な場所の災害やその現状、被災者の方への気持ちの寄り添い方など、学ぶことが多い4日間となりました。
初めての参加でしたがこのような機会を作っていただけたことに感謝申し上げます。
貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。