• [2021年]熱海土石流
  • 2021年、令和三年七月豪雨で発生した熱海土石流。 発災直後から先遣班が現地入り、地元行政、社協と連携し災害ボランティアセンター開設準備、支援団体間の調整などにあたる。7月21日災害ボランティアセンター始動、多岐にわたる支援活動中。

2021.07.04~07.10~vol.1~【ウィークリーレポート@熱海土石流災害】

静岡県熱海市での災害対応について

令和 2年7月豪雨から一年

今年もまた自然災害の猛威が牙を剥きました。

被害に会われた皆さまへのお悔やみとお見舞い申し上げます。

現在も続く救出活動

二次災害の危険性

被災地で起こる渋滞や治安不安

コロナ禍での災害対応

各地で仲間達が重機や資機材準備してスタンバイ状況ですが

今はまだです。

OPEN JAPAN 緊急支援活動は地元行政や地元災害ボランティアセンターと連携して仲間達と共に住人さんやコミュニティーの生活再建の一歩をお手伝いします。

そして何より地元と共に

まだ混乱している状況でのボランティア支援活動は少し先です。

先ずは自衛隊消防警察などなど各機関による

人命救助

OPEN JAPAN 緊急支援プロジェクトとしては

調査情報収集活動から始めております。

更なる被害無く

一人でも一刻でも早く命が繋がる事を祈願します。

以下現場で調査活動を行っているひーさんからの報告です。

7/4
現場からの報告です。

本日数カ所から現場へ向かうも全ての道路が規制線張られマスコミ含めなかなか近くまで向かう事が厳しい。

二次災害を考えると当然

徒歩にて山道迂回して現場へ。

自衛隊と警察が連携しての捜索活動中

かなり泥濘んだ泥の中懸命の捜索が続いている。

2011年紀伊半島豪雨の那智勝浦町那智谷や

2012年九州北部豪雨の阿蘇市坂梨地区や古城地区など、捜索が続いていたり危険地域では

ボランティアセンターからのボランティアが入るのはだいぶ時間が過ぎてからで

それまでは自己責任で入っていた団体もあった。

しかしここ数年支援団体の動きも活発になり時に混乱も招く

誰の為の支援なのか?

行政と社協災害ボランティアセンターとNPO

などの災害支援団体との三者連携が行われている昨今

今回の災害支援

民間団体の動きが問われるような気もします。

先ずは地元団体間での調整作業が必要と思います。

また、熱海の避難所の前では玄関両脇に沢山の報道陣が 出入りの被災者に声をかける。

ロビーではお年寄りのお婆さんがしゃがみこんでいます。

災害の都度報道陣の対応が問題視されます。

混乱時が過ぎると規則が出来るのですが

まだ報道陣への規制などの現場対応は追いついていない。

しかしながら体育館からホテルが避難所になるのは少しだけですが休めるかとです。


7/5
現地調整調査2日目。

現場では行方不明の方々の懸命の捜索が続いております。

2次被害も考えられ現場への立ち入りが厳しく制限されております。

局所的ながら大規模な土石流による被災状況

人数把握が厳しい行方不明の方々

縦に長く幅狭く海まで達した土石流

過去の被災地域では捜索範囲以外の場所から重機を使用した土砂撤去作業を行政や地元建設業協会 災害ボランティアセンター 地元コミュニティとの打ち合わせの元から活動開始しますが今回は全てが捜索地域

先ずは何よりも人命救助が最優先

コロナ禍に於いてはやみくもに避難所を訪ねての状況把握も厳しいです。

炊き出し支援も現状では考えておりません。

今日現場近くに居ると、いくつかの民間支援団体が炊き出し支援や支援物資の運び込みに来ておりました。

社協に行って、今は大丈夫ですと断られ現場近くを車でウロウロする団体さんも。

局所的な土石流による被災地区

水害との違いは危険度が高く被災されながらも在宅避難されている方々がおりません。

歩いて行ける距離の熱海駅前には、観光客の姿もありお土産屋さんも飲食店も通常営業。

飛び込みで役所や社協に出向いても、今は受け入れ体制ができておりません。

直接被災地域で活動するにも近ずけません。

東北の仲間の団体が独自で調査をしておりましたが、今の状況を思案しながらの準備する為の状況調査。

来ればなんとかなるの押しかけ支援は今回特に厳しいです。

OPEN JAPAN 緊急支援プロジェクトでは

熱海市近くに重機を待機させ

仲間の団体も重機資機材車両待機状態です。

民間現場系支援団体には待機も必要です。

昨今の災害では1番乗り争いのような状況も見受けられますが、

最初よりも継続と最後が大事ではないかと考えます。

やりたい支援から地元がその時に必要な支援

物資の申し出や情報提供の連絡も多数頂いておりますが今はまだ調整段階です。

今日はたまたまですが、内閣府防災の審議官とお会いして準備状況と調査に入っている旨お伝えしました。

市役所にてとりあえずの民間支援団体としての窓口決めて頂きましたその上で

無料カーシェアリングの支援申し出も行いました。

社会福祉協議会では、旧知の近隣社協の応援職員さんを通じて今後の支援団体の調整の必要性を相談しました。

明日以降改めて地元社協との調整に入ります。

JVOAD との情報共有も図りながら地元主体の支援活動

今回熱海の土石流災害では

一般ボランティアさんの活動含め

支援団体も時間含め様々な調整が必要な災害です。

今現在でもOPEN JAPAN 緊急支援プロジェクトは調査調整段階です。

今後の支援体制と

今後の天候を考えながらの

熱海市での調整調査活動を展開しております。


7/7
ぬかるんだままの現場。

足元の悪い中での懸命の捜索活動が今日も続いております。

調査目的で現地へ入り

現場被災場所から今後の流れを想像する日々です。

直接被災された地域は危険のギリギリのバランスの中

消防 警察 自衛隊を中心に

ガス会社や地元建設業の方々等にて復旧作業ではなく捜索活動を慎重に慎重に進めております。

熱海社協の登録ボランティアさんはゆうに1000名の方々がすでに登録済み。

地元熱海の住人さんが多いとの事です。

県外の災害支援団体として、でしゃばらずに調査継続中です。

そんな中、

熱海市役所

熱海市社協

静岡県社協

災害支援エキスパートの方々と

午後から同じテーブルにて

今後の想定と過去の事例をお話させて頂く。

地元行政と地元社協とNGO NPO

3者が連携して今回の災害に取り組む合意形成の時間となりました。

OPEN JAPAN 緊急支援プロジェクトでは

どのような体制で地元主体で進む支援体制の

サポートや必要であれば直接支援も含め

熱海市で起きてしまった土石流災害への動きを現地にて調整しております。

現場を回り確認しながら

被害状況と支援のあり方

NPO と一般ボランティアさんの

作業の棲み分け

危険回避

共同作業の骨格が徐々に見えると共に

被災された件数よりも時間を要するのではないかと想像されます。

待機や危険除去危険回避を考えると

人数を早期に大量に動いて頂くよりも

結構時間の必要なボランティア活動と考えます。

行政が判断する危険状況判断

その判断の元に運営される

熱海市災害ボランティアセンター

支援体制の準備は進んでいる。

しかしながら

捜索と危険回避

直接現場でのボランティア活動は、その先からです。



(ひーさー)

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