
能登半島地震【石川県珠洲市】支援レポートまとめ 7月16日
能登北部地震支援【石川県珠洲市】7月16日
2023年5月5日に発生した石川県能登北部地震の被害を受けた珠洲市で活動を開始してから2ヶ月以上が経過しました。
発災直後の5月7日から珠洲市入りし、連携する災害ボランティア団体と寝食を共にしながら災害支援活動を継続して来ました。7月15日付けをもって技術系災害支援NPOの担当案件は全て対応を完了し、珠洲市から撤収することになりました。
この間、たくさんの連携団体の皆さん、全国から集まった消防士の皆さんが屋根上活動に参加されました。特に地元の消防士の皆さんが安全管理に関する知識と意識、更に屋根上活動で必要となる技術を身に付けるために足しげく通い、災害支援活動に参加されました。
故郷のために頑張っている消防士の皆さんに、私たち技術系災害支援団体は、同じ志を持った仲間として安全に活動できるように、知識や技術を伝えました。
更に、屋根上活動で使用する梯子等の機材や、安全確保に必要なハーネスやロープ等を託して、外部団体が珠洲市を離れた後も地元の消防士の皆さんが安全に屋根上活動出来るようになりました。
このような、技術と知識の継承や機材の提供は、オープンジャパンが屋根上活動を始めた3年前に同じように伝えていただき、今のオープンジャパンの安全確実な屋根上活動の基盤を作ることに繋がっています。
今後も地元の消防士の皆さんのご活躍を祈念し、珠洲市を離れます。被災された住民さんの中には、自宅の屋根瓦が損傷して雨漏りしていても、ご家庭の様々な理由から修理業者へ依頼することが出来ず、我慢して不自由な生活している例もあります。
また、災害をきっかけに普段から生活に困っている方々が更なる苦境に陥ることがないよう、一人も取り残さないサポート体制が必要です。
地震災害への支援は長期間に及びます。私達が被災地を離れた後も、行政や社協さん、地元の皆さんが被災されたみなさんをサポートしていかれることと思います。
長期間にわたり、共に活動を続けていただいた連携団体の皆さんに心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
私達はこれからも被災された住民の皆さんの「その先の笑顔のために」住民の皆さんの気持ちに寄り添いながら、全力で支援活動を続けていきます。
今後ともみなさんのご支援ご協力よろしくお願いいたします。
(本多)
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