台風2号水害【静岡県掛川市】支援レポートまとめ　7月14～18日

各地で災害が起きてしまいました。

被災されたみなさまに心よりお見舞いを申し上げます。

OPEN JAPANは現在秋田市で活動に入り5日が経過しました。

秋田市での活動も追って報告いたします。

昨年の台風15号以来活動を続けていた静岡県でも台風2号により新たに被害が出てしまいました。

住民の皆さんたちと復旧活動にあたった報告です。

【すごい地域力】

台風二号に伴い、6/2午後に掛川市東山で大きな土砂崩れが発生しました。

家裏まで1m50cm程の大量の土砂と流木がながれました。

役所に相談しても民地では対応出来ないとの返事。

区長さんも頭をいためてところ市の社協さんから県社協へ、さらに川根本町で活動していたOPEN JAPANへ連絡がきました。

重機隊、萬代（ばんちゃん）の見立てで「土砂撤去できますよ」と伝えると家主さんは心のつかえが取れた様に安堵されていました。

私も現地調査の写真から、倒木や株もかなりあり１ヶ月は掛りそうだとの話を受けて、7月末までなら活動出来ると思い早速支度を開始しました。

到着翌日に掛川の現場で家主さん、県社協、掛川社協、区長さんと地域の方々数名、OJとその仲間たちも入って支障木の撤去や下草刈りを行いました。

萬代が九州球磨村での慰霊祭参加で不在の中、私とOJの仲間の２人で流木の搬出や家裏からの土砂出しをしていると、区長が地元の仲間と手伝いにダンプを持って来てくれました。

それからはダンプが増え、我々が持っている重機よりも大きな重機も住民さんが提供してくれました。萬代も戻り作業がどんどん進んで行きました。

7/15～17の三連休を山場にしようと、地元の方に声をかけていただきました。

16日の日曜日には地元の方々が25名、掛川社協から局長含め３名、ふっこう支援掛川から1名＋重機、JCから若者２名、川根本町からは昨年の台風15号で被災し、私たちが支援に入った森の民が３名、OJと仲間の５名が参加。

1.トンパック作成班、
2.土砂積込班、
3.土砂運搬班、
4.道路清掃班、
5.土場整理班、
6.交通整理班
の６班に分かれての活動しました。

活動しての感想は、とにかく「地域力がすごい」。人も、重機も、ダンプも、資材も地域で集まってきます。私達は午後から安全を見守るだけ。地元の方々だけで作業がどんどん進んで行きました。

我々だけで作業していた時、通り掛かってはクルマを止めて多くの人が見て行きました。後から聞くと「俺たちも手伝う事あるかな」「手伝いたいな」「やり方かわからん、何処から手を付けたらいいんだ」と言っておられたそうです。

私が経験してきた現場でこんなにも地域力が結集された現場は初めてです。

一緒に活動しながら、とにかく感動しました。

地域の力で復旧、復興していくきっかけとなる活動をこれからもしていきたいと思います。

重機隊(し)