【令和6年能登半島地震】支援レポート 7月11~16日

【令和6年能登半島地震】支援レポート 7月11日~13日

◇KEENみんなでつくる音楽会

KEENが能登入り、今回はミュージシャンのジャクソンとHanah Springのお二人と一緒にきてくれました。
公民館や仮設住宅でミニライブ。
ジャクソンはお手製含む世界のいろんな打楽器をもってきてくれて、ハンドパンの調べに合わせてみんなでリズムを刻みました。

「音楽は一つの言語で、脳から直接でてくることばなんです」
そういいながら澄んだ音にあわせて保育所のこどもからおばあちゃんまでいっしょに語り合いました。
「いまは町中公費解体で壊れる音しか聞こえんかったから、こんなきれいな音聞いて涙がでた」
参加してくれた方がそんな感想を伝えてくれました。

二日目にはHanah Springも加わり、力強くも優しい歌声に仮設の皆さんがうっとりと聞き入っていました。
少人数で近い距離で、音楽を聴くだけではなくお互いにいろんなお話を交わしながらゆっくりと進んでいくライブでした。

みんなで打楽器を持ちながら、時には歌い、時にはゆったりとリズムを刻み、笑顔を見せる人、涙を流す人、それぞれに時間をすごしました。

ライブ担当以外のKEENメンバー4名はOJの現場活動に参加、がっつりと力仕事をこなしてくれました。
またぜひライブをしに来ます、とミュージシャンも言ってくれました。心の休まるひと時をありがとうございました。

◇お祭りの多い能登半島

先日の宇出津あばれ祭りを皮切りに能登半島では各町ごとにキリコ祭りが続いていきます。その数は200にも及ぶといわれ、毎週どこかでお祭りが開かれています。

宇出津のお隣、真脇地区もキリコ祭りを挙行されました。
能登町中心部から車で10分くらいの距離ですが、地震の直後は道ががけ崩れで封鎖され、目の前の私たちのベースからも山道を迂回して30分以上かけていかねばならない地域でした。

ずっと炊き出しやサロンで顔なじみになっていた区長さんから、ぜひにとお誘いをいただき、災害NGO結のボランティアといっしょに総勢40名近くでお伺いしました。

地震のこともあり、例年の半分のキリコだけを出すということでしたが、「祭りができるなんて夢みたいや、ひょっとしたら俺ら転生して祭りの世界きたんじゃないか」と笑って話す若者たちの姿に子どもから大人まで、本当に祭りが生活のベースラインなのだと実感しました。

区長さんの奥さんがボランティアのために襷(タスキ)をぬってくださり、今回でない区のハッピを私たちに貸してくださいました。

私たちもキリコを準備する間、子どもたちが遊べる場所をつくってかき氷やヨーヨー釣りを一緒に行いました。
それぞれのお祭りに特色があり、真脇はきれいに飾り付けをして女性の錦絵が描かれたキリコが印象的でした。
みんなで日が変わるまで担ぎながら練り歩きました。

真脇の皆さん、参加させていただきありがとうございました!

 

【令和6年能登半島地震】支援レポート 7月14日~16日

◇ネパールからの炊き出し

フェニックス救援隊が能登入り、公民館と、地元高校生が能登の未来を考える「のと未来カイギ」の二か所でネパールカレーを提供してくださいました。

日本在住のネパール人お二人が料理してくださいました。熊本からもメンバーが参加され活動されました。
翌日には輪島で女川のサンマとネパールカレーの炊き出しを行われました。

真脇のキリコ祭りにも参加、みんなで一緒にキリコを担ぎました。

◇親子ヨーガ教室

福岡県からチーム松本のお二人も能登入り。ヨーガ講師である明子さんが町内各地でヨーガを通じた心身のリラクゼーションをおこなっています。

この日は民家で近所の親子が集まり親子ヨーガ体験。
子どもたちも興味津々で一時間の講座をしっかりとうけていました。

地震以来、大人も子どもも、心と体にストレスや緊張を感じ続けています。身体を動かすことを通じて緩和することができればと思います。

◇現場活動

重機隊は社協ニーズのほか、役場農林課からの要請による宅地内土砂撤去も続いています。家に転がり込んだ巨石も地元のお祭り前に取り除くことができました。

大工チームは仮設住宅を暮らしやすくするための棚づくりを続けながら、現地調査や家屋の応急復旧が続きます。
ときおり雨が激しく降ることもあり、さらなる住宅の被害や新しい土砂崩れなど、安全を期しながら対応中です。

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