【令和6年能登半島地震】支援活動レポート 3月13~16日
【令和6年能登半島地震】支援レポート 3月13日
■KEENによる冬靴配布
2週間おきに能登を訪れ、町内の子どもたちに靴を配布されているキーンジャパンのみなさん。
能登町教育委員会と連携し、これまで500足以上を配ってこられました。
できるだけたくさんの子どもたちに届くよう、今回も中学校2校、保育園2園にて配布。
中学生ともなると大人よりも大きなサイズの生徒もいて、サイズを補充しながらの配布です。
社員の皆さんご自身で学校にアポを取り、自らの手で採寸しながら子どもたちひとりひとりに手渡していきます。
私たちも炊き出しや街中で活動していると、子どもたちとすれ違います。
能登町のみんなはよく挨拶をしてくれるのですが、足元をみるとキーンの靴を履いてくれています。
配布の空き時間には炊き出しや物資配布にも参加、積極的に時間いっぱい、活動しておられます。
【令和6年能登半島地震】支援レポート 3月14~15日
社協からくるニーズには、社協のボランティアの作業範囲を超えたものなどが中心となっています。
その中で一番件数が多いのは倒れたり、倒れかかっているブロック塀の除去、またくずれた石垣の撤去などです。
基本的に主要道路は災害時は国交省管轄ですが、私道や赤道と呼ばれる生活道路などはどうしても対応が遅れます。
その中で生活の支障になる部分や通学路などでは危険物除去として私たちNPOができるだけ速やかに撤去活動を行います
宇出津地区は浜辺とそこから丘にむかっての斜面に家屋が集まっています。
石垣をコンクリで補強していた擁壁が崩れてしまい生活道路をふさいでいました。
社協へとニーズがあがり、そこから私たちに依頼が入りました。
しばらく天候が悪かったため手を付けられずにいましたが、ようやく晴天に恵まれて活動を行えました。
住民さんたちも家から出てきて見守られる中、狭小地での撤去作業を完了しました。
これで住民の皆さんに安心して通行してもらうことができます。
活動にあたってはOJや仲間たちの重機の他に、石川に本社があり、2019年にはOJに3tユンボを寄贈してくださった重機メーカー、コマツが今回重機を貸与してくださっています。
また各地のB&Gに配備されたダンプも各自治体を通して技術系支援団体に貸与されています。
みんなの力で一歩一歩すすんでいます。
【令和6年能登半島地震】支援レポート 3月16日
定期的に炊き出しに訪れてくれる全国の仲間たち。
今回も愛知から「橋の下世界音楽祭」のチームが活動されました。
私たちボランティア仲間へのまかないも作っていただきました。
音楽に、農業に、芸術に、そして食に。自分たちで作りだし、必要なところへと届けるそのパワーにあちこちで笑顔がこぼれていました。
そして、4月には春祭りで炊き出しをしてほしいとのオファーを住民さんからもいただきました。
今回初参加の若者も料理に興味があり「炊き出しがしたい」とチームに合流。
チームの枠を超えて目的を同じくする仲間たちの輪が広がっています。
いまだ水の出ない地域も多い中、避難所が解散し自宅に戻った方もたくさんおられます。
フェーズの移り変わりがとらえにくい今回の災害ですが、地域の方、そして仲間たちと必要なことを聞き取り、感じながら活動していきます。
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