• [2022年]令和4年福島県沖地震
  • 2022年3月16日深夜最大震度6強の地震が発生。 一年前と同じ福島県沖を震源とした地震だったが被害が明らかになるにつれ、前年よりも広域で被災されていることが判明。 宮城県を中心に地元団体として活動を開始。

令和4年福島県沖地震支援【ウィークリーレポート】3月19日~

【令和4年福島県沖地震支援】3月19日

16日に発生した福島沖地震。
現地のボランティア仲間の山元町普門寺の住職から連絡を受け、連携団体とのつながりとして、片付けのお手伝い。

「ほんとに家の中がめちゃくちゃで…​…​
お彼岸も近いしお仏壇から片付けようと思ったんだけど、
お線香の灰を片付けてたら1日おわっちゃって…​…​
あっちもこだちもだから…​…​
もうどうしたらよいかとおもってたんだよ…​…​。」

お風呂の壁が落ちてきて、入れる状態では無いということで、
そちらをの片付けをお手伝い致しました。

築年数が経っていることもあり、当時お風呂に人がいなくて良かったと感じる光景。
ざっと片付けてとりあえず入れる状態まで。

住民同士の繋がりが生きているからこそ、外から見えない内側のお手伝いから。地域の繋がりの大切さ、被害を受けても地域のために頑張っている同じ県内の連係団体がいるからこそできる繋がりの和でした。

【令和4年福島県沖地震支援】3月20日

今日は山元町社協から緊急ニーズの依頼があり、連携団体レスキューアシストとともに現場へと向かいました。
高齢独居のお宅で、地震により瓦はずれ、外壁は落ち、その後の雨で居住部屋5部屋中4部屋が雨漏りしていました。
唯一雨漏りしていない茶の間で寝ておられるそうですが、そこは外壁が落ちてしまい外が見えています。

「二日間、一睡もできずに洗面器で雨を受けてはふき取って、次の部屋回って、もう頭がおかしくなってきてしまってしばらく言葉も話せなくなってしまったんだ」

身体に持病も抱えておられるご主人はそう私たちにお話しされました。
壁は大工をされている親戚の方が遠方から日帰りで駆けつけておられ、壁はやるので屋根を見てほしいとお願いされました。

とりあえず今日は瓦を一部下ろしてターポリンシートとブルーシートで養生。
部屋の中も天井に雨水がたまった状態で押入れの中や畳も濡れてしまっています。天井に小さい水抜き穴をあけて様子を見、また明日続けて作業に入ることにしました。

昨年も起きた福島県沖地震。
同じ地域でさらに広範囲に被害がおよんでいます。
住民さんたちも「またこんな時期に地震だなんて」と肩を落とされています。

大事なお宅の復旧とともに、立て続けに災害にあわれた方たちからゆっくり、しっかりとお話を聞いてそのお心に寄り添いたいです。

屋根だけではなく、家屋内外など見た目以上に被害の大きな状況です。
そして被害地域は広範囲です。

大勢の人も集められない状況の中、わたしたちも仲間たちとともにできることから始めていきます。

【令和4年福島県沖地震支援】3月21日

宮城県山元町の社会福祉協議会さんに参加メンバーが集合してから、昨日の継続案件の現場に移動しました。
午前中は屋根南側の波打っていた瓦の整理をして綺麗に並べ直し、屋根全体の応急処置は完了しました。更に雨樋や自宅周辺の掃除も実施しました。

被災された住民さんは高齢独居で、持病もあり手先に痺れが残り、自分一人では地震後の後片付けも出来ず、更に雨漏りで寝る場所も制限されて全く眠れない日々を過ごしてとても困っていました。

区長さんから山元町の社協福祉協議会さんに連絡があり、緊急対応案件として私達が対応するに至りました。
このように災害支援活動をする私達に繋がる場合は良いのですが、ボランティアを依頼することを遠慮して声を上げられない方々がいたり、災害ボランティアの存在を知らない方も居ることも事実です。

被災された住民さんのお気持ちに寄り添いながらお話を傾聴させていただくと、心に溜まっていた苦しい気持ちを涙ながらにたくさん吐き出してくれました。

私達の災害支援活動は被災現場の復旧や応急処置が主になりますが、一番大切なのは被災された住民さんの心のケアとサポートだと改めて認識させていただきました。

室内では雨漏り対策のブルーシートの天張と午後からは雨漏りで既に発生しているカビ対策として、カビ防止スプレーを天井に塗布しました。

屋根から落ちてけがをされた住人さんもおられます。室内にブルーシートを張って家屋を保護する方法もありますので、こちらも積極的にお知らせしていきたいと思います。(本)

福島県沖地震支援連携団体
#レスキューアシスト
#DRTJAPAN
#PBV ピースボートボランティアセンター
#DEFTOKYO

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