
【令和6年能登半島地震・豪雨】支援活動レポート 10月26日~31日
【能登半島豪雨】支援活動レポート 10月26日
本日の重機チームの現場は倉庫裏の土砂撤去でした。と言っても、水害による被害ではありません。1月1日の震災で裏山が擁壁ごと崩れ、倉庫に流れ込んだままになっていたのです。
住居周りの土砂撤去など緊急性の高い案件を優先しているため、すぐには対応できないことは快くご了承いてはいたものの、やっと着手できたのが9月半ば。
それが9月21日の大雨被害でまた中断となっていた案件でした。
発災から10ヶ月経ってようやく完了。
私たちもホッとしましたが、依頼者さんに大変喜んでいただけたことが何よりでした。
奥様も、「においがきつくて近寄れなかったのよ。これで倉庫に入れるわ」とのこと。
長らくお待たせして申し訳なかったです。
地震と水害の二重災害を受けた能登、まだまだ活動は続きます。
【能登半島豪雨】支援活動レポート 10月27~28日
◇輪島市南志見地区
連携団体である結(ゆい)と協力して豪雨による土砂の撤去、家屋対応などを進めています。
海岸沿いの地域も水が押し寄せ、海へと注ぐ川の堤防がえぐれてしまっており、海岸沿いには押し流された車や流木が堆積しています。
敷地内に流れてつもった土砂を重機で鋤とり、搬出しています。細かいところは人力で。
通る住人さんたちがみんな「ありがとう!」「おつかれさま!」と声をかけてくださいます。
「地震の片づけもまだ済んでないんだけど、まぁ泥を先に出してしまわんとだからねぇ」と活動現場近くの方がシャベル片手にお話ししてくださいました。
能登町と並行してしばらくこちらの地域での活動も続きます。
◇能登町神社案件
お正月の地震で倒壊した鳥居や狛犬。
いまだ片づけることができずそのままのところもたくさんあります。
住宅や道路など生活に直結するところを優先しているため、お待ちいただいている案件もあります。
ただ地域の管理となっている神社も多く、住民さんたちはいつまでもそのままでは神様に申し訳ない、地域のよりどころがきれいにならないと落ち着かない、とおっしゃられます。
前日夜からの雨で豪雨災害の現場はぬかるむことから、28日は午前、午後と2社の鳥居搬出をおこないました。
どちらも地震と豪雨の被害にあい、集落には流木が押し寄せていました。
少しでも地域の皆さんのお気持ちが和らぐよう、せめて大事なお社がきれいになればと思います。
また機会に応じて公共性の高い案件も進めていきます。
【能登半島豪雨】支援活動レポート 10月29日
山口県山口市から1週間ほどボランティアに参加していますあーちゃんです。
能登にやってきて、テレビやニュース、インスタで見ていた情景を実際に目の当たりにしました。また、そこで働いてる人や被害に遭われた住民さんの声を聞くと、鳥肌が止まりません。
そんな中でも、ユンボやダンプで泥だしの手伝いをさせてもらっています。大変な思いをされたのにも関わらず、作業中や作業後には、住民さんが差し入れを持って暖かい声をかけてくださいます。
今日はもともと13世帯が暮らしていましたが、地震・豪雨後に3世帯になってしまった地域の神社裏の泥だし作業をしました。
町や家が少しずつでも綺麗になることで、地域に残る、家に帰れる環境づくりをお手伝いできれば嬉しいです。
今回は1週間しかいれませんが、息の長い支援が必要です。また能登に戻って来ようと思います。
ここにいられて、能登の皆さんのお手伝いができて幸せです。また、形はどうであれ、できるだけ多くの人が暖かい心で支援ができれば、救えるものが増えると感じました。
【能登半島豪雨】支援活動レポート 10月30-31日
◇輪島市大野町
家の裏に土砂が流れ込んでしまったお宅。
裏山が大きく崩れて家に土砂がかぶっている状態です。
重機を運んで崩れた斜面の形成からとりかかりました。
お宅のご主人は「ほんとにきのどく(ありがとう)な」とおっしゃってご本人も近隣の歩道に流れた土砂をスコップでかいておられました。
家の窓からは土が押し寄せいている様子が目の当たりになっています。
この状態で一か月、大変なご心労だったと思います。
少しづつ土砂をとりのぞきながら、ご心配もいっしょにとりのぞけたらと思います。
◇能登町北河内地区
豪雨災害により道が寸断され孤立してしまっていた地域。
今も大きく迂回しながら崩れた山道を通っていかねばなりません。
土砂が流れ込んでしまったお宅で社協のボランティアさんと一緒に撤去活動。
人手がなによりも必要な状態です。
みんなで力を合わせて活動しました。お宅のおばあちゃんも喜んでくださいました。
地域のお寺さんもボランティアに休憩場所を提供してくださいました。
社協にあつまるみなさんとも連携しながらお手伝いを続けていきます。
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