発災から2カ月。一人でも多くの人の力が必要です。9/5(土)更新

発災から2カ月。一人でも多くの人の力が必要です。

令和2年7月豪雨の発災から2カ月。OPEN JAPAN災害支援チームが緊急支援活動に球磨村の神瀬(こうのせ)地区に入ってから5週間が経ちました。

神瀬地区50軒の住人さんにヒアリングをしたうち、ご自宅の再生を考えるお宅が10数軒あります。一軒一軒、重機で泥と瓦礫を片付け道を作り、床下の泥をかき出し、壁をはがし、ブラッシングをして、大工さんに引き継げるようにしていく作業が続きます。

私たちが各家を回っている時、80歳の女性が自分よりはるかに背の高い壁をはがしているところに出会いしました。容赦ない自然の力を前にして心が折れ、連日35度を超える熱波の中で体もダメージを受けています。

それでも長年暮らしてきた家をもとに戻す。これまでの球磨川との暮らしをこれからも続けていく。そんな地元の人の底力を感じました。私たちも負けてはいられません。住人の皆さんを下支えする毎日は、はじまったばかりなのです。

しかしコロナ禍と水害というダブル災害の中で、進捗は必ずしも順調とは言えません。コロナ対策のために、県外からの災害支援ボランティアが制限され、いつも駆けつけてくれる仲間たちが半数以下に減った中、連日の猛暑と人手不足が、進行の遅れとなって現れます。9月から社協ボランティアの派遣も週末のみとなりました。

とはいえ、一歩づつ進んでいくことでしか、道は開かれません。

地下水や沢の水を利用した水道は断水していましたが、地元で水を管理する住人さんと仲間の手でようやく復旧しました。水が戻れば住人の皆さんも帰りやすくなります。

旧神瀬小学校を使わせていただいている活動ベースには、寄付をいただいた冷蔵庫やシャワーブースも加わり、長期になるだろうこれからの活動に少しだけ光が差しました。

また地元の神照寺さんが、転園・転校を余儀なくされた子どもたちのために、図書館で『こうのせ子どもひろば』を開催され、久しぶりに会う友達同士の歓声が響きました。

今日できることは限られていても、日が沈む頃には必ず昨日より一歩進んでいます。

まもなく私たちが直接ボランティアを募る仕組みを始めたいと思います。熊本県内のみなさん、どうか誘い合って球磨村に足を運んでください。できることが必ずあります。

9月5日現在、台風10号が迫り、球磨村には避難勧告が出ています。今居るベースの旧神瀬小学校は前回1階の天井近くまで水に浸かりました。そんな中私たちも全力で対策にあたっています。今回は、山の杉を直撃する暴風も心配です。みなさまもどうか万全の備えを!

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