
【令和6年能登半島地震・豪雨】支援活動レポート 12月16~28日
【能登半島豪雨】支援活動レポート 12月16~17日
雨と晴が交互に入り混じる天気が続いています。
引き続き能登町と輪島市で活動しています。この二日間は各地からボランティアに参加してくださいました。
初参加の金沢からの大学生が感想を送ってくれました。

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12月17日(火)にボランティア活動に参加させていたしました。活動内容としては、主に、泥出しをしました。
私は、金沢の大学に通う大学生です。
ボランティア活動はこの日が初めてで、地震後の輪島や能登の姿を生で見たのも初めてでした。
テレビで見るのと、生で見るのとではやはり、雲泥の差があります。

テレビでは、目と耳からの情報しかないですが、現地では、五感でその現状が感じさせられました。
輪島や能登は本当に、美しい場所です。あの頃の景色に戻すには、まだ時間がかかると思いますが、みんなで協力し合うことで少しでも、早められるのかなと思います。
今回、オープンジャパンさんのボランティアに参加し、みなさん説明が丁寧で人柄も良く、本当に素敵な方々ばかりでした。いい経験をさせていただきありがとうございました。
【能登半島豪雨】支援活動レポート 12月18 ~19日
寒波が列島を通過する中、奥能登は比較的雪に降られずに済んでいます。
突き出た半島のためかころころ変わるお天気と寒風にさらされながらの活動が続きます。

重機チームは輪島市で千枚田付近幹線道路脇での土砂出しや、能登町で家屋裏からの土砂出しが続いています。
福井県の建設会社さんからも日替わりで社員さんがボランティアに来てくださっています。

津波の被害を受けた白丸地区では、公費解体前に大切なピアノを別の保管場所に移したいとのご希望がありみんなで運び出しに。
私たちが動かす寸前までおうちの方がピアノをきれいに拭き上げておられたのが印象的でした。

その白丸地区には仮設住宅が建ち、みなさん新しい生活に踏み出しておられます。
仮設住宅自治会の立ち上げに際し、役場の皆さんと、熊本益城町からOPEN JAPANに参加しておられる吉村静代さんにも会議にご参加いただきました。

熊本地震の際にもっとも大きかったテクノ仮設団地で自治会長をされ、仮設住宅で3年過ごされた経験を白丸の皆さんにお話しされました。
大変な暮らしの中、ここからはじまる新しい思い出が少しでも楽しく前向きなものとなるよう、私たちもお手伝いをしていきたいと思います。

19日は朝から雪が降りとうとう冬本番となりました。
以前からご依頼のあった地震で崩れた炭窯の救出活動にあたりました。

能登半島では昔から炭焼きが盛んで、近年でも岩手に次ぐ産出量を誇るそうです。
100年以上伝えられ、使い続けられている炭窯の土を再利用できるものとできないものに分別しながら袋に詰めて仕分けしていきました。

北海道厚真でも炭焼き窯の再生お手伝いをしたことを思い出しました。
来年2月には炭焼きを再開したいとのこと、地域の伝統であり、生業でもある窯の再生も応援しています。
【能登半島豪雨】支援活動レポート 12月20 ~22日
相変わらずの荒天。カフェチームはラブ&アースのみゆきさんを中心に益城町から吉村さんを迎えてクリスマスや年末を前にあちこちで活動中。
リース作りやおもちつき、仮設でみんなでカレーを作りながらの交流会、吉村さんからの仮設でのすごし方の経験談などを各地で行っています。
クリスマス大作戦のお菓子詰めには三波地区のレディースが応援に駆けつけてくれました。

イベントシーズンですが同時に地震からもうすぐ1年の節目。
不安になってしまうお気持ちやいつもどおりにはいかないお正月の準備などいろんなお話を私たちと、また住民さん同士で共有しあう場になっています。
また静岡県川根町や福島県いわき市など過去の災害で出会った方々も活動に参加、重機チームで活動されました。

その中にあちこちから若者たちも次々と参加してくれています。
その若者、おしおとそらが感想を届けてくれました。
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12/18-20の3日間、OPEN JAPANでコサージュ作りや土砂出しなどのボランティア活動をさせてもらった中で気づきや学びを得ることができました。
特に印象に残っている学びは支援にはフェーズがあることです。初日にコサージュ作りとカフェのイベントに参加した時、これは支援に入るのかと疑問に思いました。災害ボランティアは瓦礫の撤去や家財出しなどの土木系の作業をするものだと勝手に思い込んでいたからです。

しかし、小さなイベントやカフェは日常に楽しみができたり、仮設住宅が離れてしまって会う機会が減った地域の顔馴染みと会うことができたりすることにつながり、ピンと張り詰めている緊張をほぐすことにつながることを実感しました。
災害が起きてすぐには、水や食料、電気、水道など物理的な支援の需要が高いけれど、しばらくしたらコミュニティ形成や心のケアなど精神的な支援が役に立つというように、フェーズによって支援は変わることを知りました。
炭焼きがまの土砂出しをしたときは地元の方とお話をして、能登での暮らしに触れることができました。
主な作業であった赤土とそれ以外の土を分けるのは土によって貴重さが違うからであることや、能登は日本有数の炭の生産地であることなどを教えていただきました。
地元の方は「こんなこと(ボランティア)でしか能登に来ることないでしょう」とおっしゃっていましたが、私はボランティアとしてだとしても能登に関わり能登のことを少しでも知ることができてよかったと思っています。

3日間という短い間でしたが、災害ボランティアに関わる人がどのような思いを持って活動しているのか、地元の方から能登の生活や誇りに思っていることを聞くことができました。
そして、能登は吹雪くくらい寒いですが、温かさとパワーに溢れるところだと知ることができました。
OPEN JAPAN 、能登で関わってくださった皆さま、ありがとうございました! (おしお)
今回、初めてオープンジャパンさんで災害ボランティアを経験しました!
初め、僕は災害ボランティアでは土砂の撤去や瓦礫の解体など崩れてしまった建物の復興を手伝う活動がメインだとイメージしていました。

しかし、実際に活動することで、建物の復興だけではなく、地域の活気の復興、心のケアを行うことが建物の復興と同じぐらい大切であることを深く学びました。
地域の方とチーム松本の古式ヨーガワークショップを通してお話などをする中で、辛い経験をした中でも、前を向いて今できることからやっていこうとする地域の方の姿に自分自身も力づけられました。
ここで学んだ経験をこれからの生活に活かし、能登に直接行けない時でも自分自身にできることを考え、少しでも能登の力になれるように活動していきます。
オープンジャパンの皆様へ
ほんとにお世話になりました。
僕にもできることを多く教えて頂き、少しは能登復興の力になれたのかなと感じています。
毎日、皆さんが暖かく話しかけてくれて、受け入れてくれたことがとても嬉しかったです。
また行きます!よろしくお願いします!(そら)
【令和6年能登半島地震・豪雨】支援活動レポート 12月23~24日
サンタプロジェクトとしてサンタクロースの格好をして仮設住宅や地域の交流場所に訪問し、お菓子の詰め合わせとカイロのセットをクリスマスプレゼントとしてお渡ししました。
ラブ&アースのみゆきさんが呼びかけ、全国のサンタさんから届いたお菓子を袋に詰めてみんなの優しさと想いを一緒にお届けしました。

老若男女多くの方に喜んで頂き、たくさんの笑顔を見ることができて大成功のプロジェクトになったのではないかと思います。
地域の皆さんに「ありがとう」の言葉を何度も言って頂き、こちらも心温まり元気をもらいます。
これからも多くの笑顔をお届けできるように自分たちに出来ることをやっていきたいと思います!
(こーすけ)
【令和6年能登半島地震・豪雨】支援活動レポート 12月24~25日
今回NPO法人チャリティーサンタの皆さんがクリスマスにあわせ能登で活動を企画されました。
本当に渡す側がサンタになりきり、保護者が購入したプレゼントとブックサンタで集まった本を届けるという子ども達に夢を見つづけてもらう活動です。
輪島、珠洲、能登の約40世帯に能登高校のみんなとサンタになってプレゼントを届けてきました。

そこで参加した能登高校生から感想が届いています。
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サンタ役をやらせていただきました能登高校の琉貴です。
この度は皆さんお疲れ様でした!
まず、私は子供たちと遊び触れ合うことが好きで、今回の活動を知り、是非やってみたいと思い参加しました。
緊張するところも多々ありましたが、講習を受けるにつれて、子供に希望を与えることができると改めて認識し、その為に全力でサンタをやろうと決意しました。

この活動を終えて、子供たちに笑顔を与えることができたと感じられることが多かったです!
信じてくれない子もいましたが、笑顔で楽しく接してくれて、少しでも子供たちのためになれたのかなと感じました。
また、この活動ができるのであれば、是非参加したいと思います!
改めまして、皆様お疲れ様でした!
メリークリスマス!
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能登②チームでサポートサンタとして参加した能登高校の結愛です。
私は、高校から勧められたことをきっかけにこの活動に参加しました。

はじめは子ども達に関わるというあまり経験のないことを前にして不安でしたが、活動して、皆さんの暖かい歓迎や訪問したお宅の子ども達の笑顔がとても嬉しかったです。
皆さんありがとうございました!
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能登①チームでサポートサンタとして参加した能登高校の詩織です!
今回のような子供と触れ合うボランティアは初めてで不安が多かったのですが、皆さんのサポートもあり、子供達の嬉しそうな顔が見れて幸せがいっぱいです!

未熟な面も多かったですが沢山の方の応援が心の支えになりました!
皆さんお疲れ様でした!そしてありがとうございました!
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能登③に参加した能登高校の泰一郎です。
今回は、自分がこれまでに周りの人からもらった優しさを、少しでも誰かに分けられたらと思い、参加しました。
家庭訪問の際には、最後まで窓際で手を振ってくれた子もいて、参加して良かったと心から思いました。
このような貴重な体験をありがとうございました。改めて、皆さんお疲た。
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これからも地域のわかものたちが能登に元気と未来を運ぶサンタとして日々過ごしてくれるよう応援しています。
【令和6年能登半島地震・豪雨】支援活動レポート 12月26~28日
土砂出しに並行して重機のメンテナンスに神奈川からエンジニアの福田さん、新井さんが来てくださいました。
イベントの片づけなどもろもろの年内の活動を27日で終え、年末それぞれの場所に帰るメンバーたち。

見送って残ったメンバーも一年フル回転した活動車両や資機材の洗浄、町からお借りしているベースの大掃除などをおこないました。
朝晩には車の窓も凍るようになってきました。
年末年始は有志で住民のみなさんが行われるイベントのお手伝いなどをしてまいります。
新年は1月7日活動開始予定でおります。

能登の皆さんは、この新年をいろんな気持ちで迎えていかれます。
それでも県外から帰省してこられた車が見受けらるようになりました。お孫さんの手を引いて嬉しそうに歩いておられるおじいちゃんの姿を見ながら、気を抜かずに備えながらも、次こそはおだやかな一年がやってくることを願ってやみません。

この一年、受け入れてくださった能登のみなさん、山形のみなさん、参加してくれた仲間たち、一年ともに奮闘した各団体の仲間たち、ご支援くださった個人、企業、団体のみなさん、本当にありがとうございました。
助成をいただいている各団体からのご支援に加え、今年から挑戦をはじめたYahooネット募金でもたくさんの方にご協力をいただいています。
Amazonほしいものリストからもたくさんの方が支援品を送ってくださりスムーズに活動ができました。
「その先の笑顔のために」
来年も活動を継続します。
引き続きよろしくお願いいたします!
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