秋田県豪雨 【秋田県秋田市】支援活動レポート 8月26日~31日
◇支援のリレー
現在、秋田市災害ボランティアセンターでは広大な被災地域で取り残される方が出ないよう、13,000軒近くにのぼるご家庭を一軒一軒訪問されています。
東北、北海道ブロック各地からの応援社協の皆さんも加わり、きめ細かく質の高いローラー訪問が続いています。
応援社協の皆さんには以前の災害でともに汗を流してきた地域の方たちも多く、技術案件を見つけるとすぐに私たちにつないでくださいます。
つないでくださった一軒のお宅では、90歳のおばあさんが水で膨れて柔らかくなった床の上に薄いマットを敷いて寝ておられました。
はがれた床につまづいて転んだともお聞きし、緊急性が高いと判断し、仮床への張り替え作業を行いました。
「この床は昔、亡くなった主人と二人で張り替えたんだぁ」と昔話をしてくださるおばあさん。
きれいな張り方に「ご主人、器用な方だったんですね」と聞くと満面の笑みで「そうなの、なんでもできた素敵な人なの」と答えてくださいました。
思い出のある床をはがさせてもらい、コンパネで仮床を張り、その上にタイルカーペットを敷き詰めました。
タイルカーペットは以前から支援してくださっているMCプランナーズさんが無償提供してくださいました。
同社の社長さんも秋田出身で、今回も秋田の現場を見に来てくださり支援を即決されました。
「いろんな人が助けてくれて、また大事な床になった」とおばあさん。
たくさんの人がつながって、その先の笑顔が生まれています。
◇大盛況、炊き出しサロン
住民さんの集まるセンターとなっている東コミセン、楢山コミセンでは社協と連携団体による炊き出しサロンも開催されました。
今回は2か所同時、ボンド&ジャスティス、臨坊の二団体が準備してくださいました。
ボンジャスは秋田のソウルフード「きりたんぽ」、臨坊はお坊さんのつくる「お楽しみ弁当」、どちらも開始前から長蛇の列ができるほどの大人気でした。
きりたんぽは製造している地元企業からの提供で社協がつないでくださいました。
今までの炊き出しの倍近い食数が出ました。炊き出しが浸透してきていること、メニューの内容なども関連していると思います。
また同時にまだまだ支援を必要とされている方々が多数いらっしゃるということも実感します。
ボンジャスはこのまま福岡の炊き出しに向かっていかれました。
みんなでできることをつなぎながら支援を継続していきます。
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