• [2021年]熱海土石流
  • 2021年、令和三年七月豪雨で発生した熱海土石流。 発災直後から先遣班が現地入り、地元行政、社協と連携し災害ボランティアセンター開設準備、支援団体間の調整などにあたる。7月21日災害ボランティアセンター始動、多岐にわたる支援活動中。

2021.08.15~08.21【ウィークリーレポート@熱海土石流災害】

8月15日

情報共有と今後に向けて
全国的に被害の報告が上がって来る令和3年8月豪雨
熱海市では避難指示もあり現場活動は休止となり
地元NPO atamista さんの協力で
災害時のチェーンソー講習会を開催しました。

地元団体ATAMI Kicollys
熱海市消防勇士
富士東南消防勇士
レスキューアシスト
OPEN JAPAN メンバーが災害時のチェーンソー使用の勉強会を
DRT JAPAN が全国で行う講習会をベースに行われました。

今後熱海市での現場対応としてチェーンソーや重機の必要性も踏まえ地元で対応できる事は地元でと考えております。

また熱海市内の登録ボランティアさんから看護師さんが熱中症対策でほぼ毎日現場へ入る仕組みもでき
地元の繋がりが強い熱海において様々な地元コミュニティの方々と情報共有
技術系の方々へは災害時の現場作業のノウハウを少しずつですが提案させていただいております。

先ほどまでは佐賀県の情報共有会議に参加して情報共有と
2年前佐賀県大町町での油が流出した地域の家屋の再生作業と
ボランティアセンターサテライトを運営させて頂いた関係から大町社協さんとも情報共有を図り

レスキューアシスト
ピースボート災害VC
DEF東京
災害NGO 結
DRT JAPAN

など普段からの情報共有ができている各連携団体とも調整を図り
今後の体制を思案しております。

OPEN JAPAN のプロジェクトである
日本カーシェアリング協会では佐賀県武雄市にある車両10台
熊本県人吉市にある車両30 台にて今回の九州地区での貸し出し準備を始めております。

昨晩長野からは吉村(助さん)が熱海からホイルローダーを引き上げ諏訪湖周辺など長野の被害状況の確認作業を行い今後に備えております

今後数日の天気状況と
現在の熱海市と宮城県丸森町での支援体制も踏まえてのお手伝いのあり方と体制整備を行なってまいります。

8月21日

雨が降ると落ち着かない、と言われる住民さん。熱海もお盆からの大雨で避難指示が長引きました。

中断していた立ち入り規制区域内への一時帰宅も再開し、市、社協、NPOでの荷物整理や廃棄物の回収などのお手伝い、さらには今後の現地調査やニーズ調査も行っています。

立ち入り規制区域はあらたに災害対策基本法63条が適応され、住民さんの立ち入りも厳しく制限されることが決まりました。

技術系支援NPO団体は制限区域内での活動に際しては市に許可を都度もらいつつ、必要な支援活動を行っていくことを認めていただきました。

熱海の漁港には漁師さんたちのいこいの温泉「大漁湯」がありましたが、すべて泥に埋もれてしまいました。

泥を出さなければポンプの状態もわからない状況に連携するDRTをはじめとする技術系アライアンス、そして地元近隣消防のボランティアのみなさんが対応にあたっています。

また大工系の連携チームは家屋再生にあたり壁のなくなったお宅の応急復旧など少しづつ町の風景が変わりつつあります。

各地で起こった豪雨災害。必要な対応は行いながらも、熱海の皆さん、社協ボランティアのみなさんと一緒に引き続き活動を続けていきます。

最近は夏休みになり、ボラセン近所の中学生も活動に参加してくれるようになりました。今日も避難先から戻ってこられたお宅もあり、住民さんから情報をいただいて御用聞きに伺い廃棄物の回収をしてきました。

立ち入り規制区域内ではいまだ捜索も続いています。中で働いている業者さんたちも懸命に作業を続け、一時帰宅される住民さんたちにお声がけされたり、廃棄物の運搬を忙しい中お手伝いしてくださったりしています。

少しづつ推移を見守りながら規制区域内で声があがったニーズへの対応もできるよう、今から調整と下準備にも取り掛かっています。

できる人が、できるときに、できることを、できる場所で。

佐賀県の大町での現地調査も行っており多拠点での活動が続きますが、熱海での活動も継続、一歩一歩進んでいきます。

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