6月29日からの大雨についての対応 各地の仲間たち

【新たなる災害】
令和2年7月4日に発生した、球磨川流域に於ける水害から3年が過ぎました。
亡くなられた皆様の法要と、その後の地域に生きる皆様との、災害に向き合う姿勢が、いかにすれば善き結果をもたらすのかを、じっくりと話す為にOJ 緊急支援代表として九州入りした今回。

滞在中に懸念していた線状降水帯による水害が発生してしまいました。
人吉・球磨地方は幸いにも線状降水帯は発生せず、強めの降雨で事なきを得ましたが、益城町や南阿蘇村地域で被害が出ているとの情報を、神瀬の法要の席で、他の地域の住職さんから聞く。

報道でも伝えられている益城町のお寺であるが、取り急ぎお伺いしてご住職に話しを聞く。
以前神瀬の集いで一緒に活動している事で、私たちの活動に理解を示して下さいました。
途中益城町の被害状況を確認して地元の方々が重機を用いて流木の撤去作業などにあったていました。
神瀬の皆さんらは、「自分たちにも何か出来るお手伝いがあるのでは?」と、被災した住民自ら、新たな災害で被災した人を支援する動きも出て来ています。

そして南阿蘇村と高森町でも、お寺の被災が相次いでいるとの情報から、今日はこれから玉名のご住職と一緒に、被害を受けたお寺さんに伺い、何が出来るのかを模索して来ようと考えています。
これから再び九州地方は大雨に警戒が必要との予報。
厳重に警戒しつつ、南阿蘇村・高森町・阿蘇市地域の家屋を含めた被害状況を確認したいと考えています。
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【九州全般の大雨】

九州ではここ数日で、梅雨前線の影響による大雨で、記録的な降水量になったところがありました。
中でも熊本の益城・阿蘇地域では、線状降水帯が日に2回も発生するなど、所々で被害をもたらしておりました。
昨日の益城町赤井のお寺さんに続き、今日は南阿蘇村・高森町・阿蘇市全般を見て廻り、高森町にて土砂崩れによる家屋裏の被害1件を確認しました。

こちらは球磨川流域の水害の際に、一緒に活動した曹洞宗の、青年部事務局長を努める玉名のご住職さんと現場調査。
仲間のご住職さんが重機を借りて対応出来るとの事で、安全面をアドバイスし、よりスピーディーな重機の取り扱いを提案いたしました。
土砂の搬出等も仲間の業者さんが、残土置き場を提供して下さるとの事で、ボリューム的にも搬出は、スムーズに行くかと思われます。

そして過去に支援に入った南阿蘇村の黒川地区、立野地区、地獄温泉・垂玉温泉地区、阿蘇市の一の宮地区などを見て廻りました。
久しぶりに会う住民さんとも話しが弾み、結構降りはしたが、被害が無かった事に、お互いに安堵するところでありました。
今夜明日と、大雨が降る予報は無く、一旦落ち着いてから再びの感はありますが、ひとまず静岡に戻り、掛川の案件を仲間の皆さんと、一緒に進めて行ければと考えています。
以上今回の九州での活動は終了して、明日は昼頃に滋賀県彦根市経由で静岡に戻ります。
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【誰かの為に動く仲間がいる】

OPEN JAPAN緊急支援プロジェクトは、いつも災害に被災された皆様と、その地域に住まれる皆様の、「その先の笑顔の為に」、全国で発生する災害で支援活動を展開しています。

そんな我々をいつも支えて下さっている仲間がいるからこそ、我々が被災地でスピーディーに、そしてスムーズに活動出来ていると思っています。

毎回移動する時に、いつも車輌や重機の燃料を、無償で提供して下さる、滋賀県は彦根市の「油藤商事(株)」の青山さん。

誰かの為に動く仲間として、支援活動をしている仲間や団体を支えて下さっています。
そうした支えがあるからこそ、被災現場で支援活動をする仲間が、被災された皆様の為に動く事が出来るのです。

改めて支える者を支えて下さる人々に感謝です。
そうして人は人と繋がり、誰かの為に動ける人になるのだと思います。

人に感謝。
ご縁に感謝。
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