【令和4年7月宮城豪雨支援】7月29日～8月2日

■松島町支援活動報告

大崎市と並行して松島町での支援活動も進んでいます。

家屋の復旧活動とともに、重機による宅地内土砂撤去の案件がありました。

庭がすべて埋もれてしまっていたお宅で、果てしない土砂の山に住人さんも途方に暮れていたところでした。

・7月29日　まるもり女子重機隊活動参加

この日はお宅に同じ宮城県丸森町での災害を機に結成されたまるもり女子重機隊が活動に参加、重機を操り土砂の搬出作業に当たりました。 

また同じくOJ島さんから重機講習を受けていた仙台消防有志のみなさんも来てくださいました。
ダンプ3台を使い、丸一日フル稼働で土砂を搬出、15時までの間に17台分の土砂を搬出できました。
自宅の駐車場がすっかり見えるようになって、ますます元気を取り戻した住人さんが今日も明るい笑顔を見せてくださいました。 

・7月30日　亘理町からB＆G重機貸与の支援到着 

B＆G財団を通し全国に配備されている重機とダンプ。
松島町で重機ボランティアが活動しているのならぜひ、と町同士でお話をされ、亘理町配備の重機とスライドダンプが松島町に貸し出されました。 

この日はお借りした重機を活用し、ダンプ22台分の土砂を搬出できました。
住人さんもいっしょに庭の清掃作業をすすめてくれました。 

また社協のボランティアさんたちがこのお宅で使う土留めに使う土嚢を約300袋作ってくださいました。
皆さんの力で毎日風景がもどっていきつつあります。

・7月31日　石巻からの助っ人のみなさん 

本日はBIG UP石巻の皆さんと仙台消防、藤岡災害ボランティアサークルの皆さんが活動にかけつけてくださいました。
BIG UP石巻からは東日本大震災から稼働し続けている2トンダンプもお貸しいただき、ダンプカー4台体制での活動です。
みんなで重機やダンプを交代しながら操縦し、この日は15：30までにダンプ33台分の土砂を搬出しました。 

また自衛隊出身の重機隊本多さんは土嚢作成のグループで土嚢づくりをレクチャー。
16名のグループは午後1時間で500袋の土嚢を作り上げてくださいました！
35度の炎天下の中、素晴らしいチームワークでした。・8月1日　アライアンスの仲間たち

3月の福島県沖地震支援でアライアンスとして活動をともにしたDRT、DEF、PBV、レスキューアシストのみなさんが現場へときてくださいました。

この日は擁壁から崩れ落ちた厚さ30センチのコンクリートをレンタルしたブレーカ付きの重機で割る作業が中心でした。気心の知れた仲間たちとともに力をあわせてダンプ20台分の土砂を搬出しました。

住人さんは仕事のため一日不在にされていましたが、帰ってこられたらまたすっきりとした風景に驚かれるのではないかと期待をもって現場をあとにしました。

 

・8月2日　いよいよ土砂搬出完了！手作業からはじまった庭の土砂搬出作業。

今日はPBVのお二人と一緒に土砂撤去作業のラストスパートです。 

家屋ぎりぎりまで土砂が押し寄せ、上の家屋からくずれてきた倉庫や庭木が視界をさえぎっていた庭先。
今では舗装していた庭の部分はすべて露出し、くずれてきた土砂も法面を作っています。

この後は法面にブルーシートを張り、さらに手積みで法面の中間にフレコンパック内に土嚢袋をつめて土留めを行います。

社協のボランティアさん、地元の高校生たちが手掘りで着手し、技術系ボランティアの仲間たちが力をあわせてここまでたどりつけました。

住人さんの笑顔のために、最後までできることをお手伝いしながら次の行程にすすんでいきます。