• [2021年]8月佐賀豪雨 大町町
  • 2年前に支援に入った佐賀県大町町。令和三年八月豪雨で再び支援活動を開始する。 佐賀県災害支援プラットフォーム(SPF)に加盟し、県、町、社協および技術系の仲間たちと連携のもと幅広い活動を継続中。

2021.12.24-12.28【ウィークリーレポート@令和三年佐賀豪雨】

12月24日~12月28日
大町町「絆サンマ祭り」大盛況

2年前にも持たれた「絆サンマ祭り」が今年も開催されました。

豪雨被害を受けた大町町に笑顔をと気仙沼からサンマ1000匹が届きました。

大町町で炊き出しを続けていた「ボンド&ジャスティス」を通じて歌手のさだまさしさんが代表を務める「風に立つライオン基金」からの贈り物です。

会場となった大町公民館の広場では地元の方をはじめたくさんのブースが立ち並び、地域おこし協力隊や武雄で活動する「おもやい」、SPFを通じた大学生ボランティアなど支援団体のブースも並びました。

グリーンコープのみなさんと集まったボランティアのみなさんが次々とサンマを焼き上げていかれます。

熱海からは今回の災害を機に立ち上がった団体「テンカラセン」が熱海の干物などを持ってきてくださいました。

やはり炊き出しでお互い大変な中、大町へと干物を送ってくださったことを住民の皆さんも覚えておられ、交流が生まれていました。

また長野のリンゴや東北の物産、ひとつひとつが地元の出店にまじりながらあちこちの思いがつながっていくようでした。

私たちは大町社協、社協ボランティアさん、災害NGO結と一緒にコンパネを使った棚づくりのワークショップのお手伝い。

家財を流されたり仮設暮らしの中で物の置き場に困っていたりという住人さんたちが自ら電動ドライバーをにぎり、準備したキットを組みあげて思い思いの色を塗ったりカスタムしたりしながら楽しそうに棚を持ち帰っていかれました。

ステージでは大町の子供たちによる聖(ひじり)太鼓や地元のアーティストの皆さんのライブ、また大町に本拠地を置く日本レスキュー協会による災害救助犬のデモンストレーションなど盛りだくさんのプログラムで、サンマの焼けるいい匂いとともに楽しい雰囲気が会場にながれました。

「東北からサンマこんなに届けてもらえるなんてありがたい」

「自分で棚をつくると愛着がわくね」

「炊き出しで食べた干物がおいしかって買いたかったんよ」

「みんなあちこち大変だけど頑張っとらすけん、負けとれんばい」

そんな言葉があちこちから聞こえてきました。

九州佐賀にも雪がちらついた寒波の中、みんなあったかい笑顔で最後まで楽しみました。

また、夕方には社協に参加した常連ボランティアのみなさんの発案により、振り返り会ももたれました。

大町社協、佐賀県社協からも参加され、オープンジャパンからもオブザーバーとして2名が参加。

技術系と一緒に活動してどうだったか、今後どうしていくのが良いか。

みなさん活発に意見や感想をのべながら、これからの災害対応を続けていくためにこうした集まりを続けていくこととなりました。

オープンジャパンの活動は12月28日で年内は終了とし、新年は1月7日から活動開始の予定です。

来年もまだしばらく今後の災害対策に向けた話し合いや片付け、資器材整理で佐賀でもお世話になります。地域の皆さんとともに来年も引き続き「その先の笑顔のために」活動を続けていきます。

今年1年、ご支援・応援してくださった皆様、受け入れていただいた地域の皆様、そして一緒にあちこちで活動をともにした仲間たちに心からの感謝とお礼を申し上げます。

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