【令和6年能登半島地震】支援活動レポート 1月29~31日

【令和6年能登半島地震】支援レポート 1月29日

避難所をまわりながら
炊き出しも仲間たちと続いています。

また北海道から設備屋さんでもある熊さんが到着、
水道が止まったままで山水で暮らしているみなさんの水くみ場整備もしていただきました。

いつも週末活動にきてくださるボランティアチーム援人から、いがじゅんさんが一週間のこって炊き出しなどの他、データ整理などのお手伝いもしてくださっています。
いがじゅんからのレポートをお届けします。

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はじめまして。 能登生活、4日目のいがじゅんです。
避難所にいらしている方達に炊き出しやお茶、避難物資をお持ちしたりしています。

こちらに来て、歯を磨く時に未だについ蛇口を捻ってしまいます。
コップに水を入れて来ないと、と毎回思いつつ。

炊き出しを食べ終わった時、物資確認を終えた時、お茶を飲みながら、少しずつ被災された方のお話しを伺っています。

「温かいもの、久しぶりに食べたー」 「果物、食べたかった!肌きれいになるかな」 「外の人と話すと気分転換になるね!」 など。

本当によろこんでくださるからやりがいがあります。海が近いしお祭りもある地域ならではなのか、避難所にいるお父さん達も皆さん配膳など手伝ってくれてとても協力的。

女同士の会話からもいろんな声が聞こえてきます。
「洗濯は?」
「何日かにいっぺん薄手のものだけ水で洗って、隣町のコインランドリーで乾燥させてるんだよ。皆の前で下着干せないもんね」
「床掃除は?」
「自分達で毎日ペーパーで拭いてるけどちゃんと拭けてるか気になるよねー」
「お布団は?」
「毛布一枚で寒いから靴下履いて寝とる」

お話を聴きながら不便なところが少しでも減るようにチームと共有して対応します。

特に睡眠は大切、ということでチームに相談の上、すぐに物資を入手してその日のうちにお届けしました。少しでも安心で温かい夜を
いがじゅん

【令和6年能登半島地震】支援レポート 1月30~31日

宮城の仲間たち

私たちが活動ベースを置く宮城県丸森町。
2019年の台風19号で風水害、土石流被害など甚大な被害を受けた経験があります。

その後も今に至るまで町役場主導で復興にあたり、町民を取り残すことなく支援し続ける姿勢は丸森モデルと呼ばれ、地方行政の復興指針ともなっています。

私たちも長期にわたり活動する中でベースをお借りし、災害協定も町と結んだ仲間として各地での支援においてサポートをしてくれています。

今回の能登半島地震にあたり丸森町から能登町に対向支援として2名、さらにOPEN JAPANの要請にこたえるという形で3名の職員を派遣してくださり避難所の調査などにあたられました。

先日の静岡県川根本町もそうでしたが、災害でであった行政の皆さんがNPOの活動に参加されるということは画期的な流れです。

行政マンとしての目線、被災者としての目線、そして私たちとともに活動してきた支援者としての目線、様々な角度から現地に的確なアドバイスも提言されていました。

官も民も超えたところで、目の前の課題に取り組んでいます。
発災から一か月。復旧のめどがなかなか見えにくいように感じますが、それぞれの特性を精一杯に活かしながら能登の未来につながるよう、力をあつめていきます。

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