【令和6年能登半島地震】支援活動レポート 4月15~20日

【令和6年能登半島地震】支援レポート 4月15~17日

■クロワッサンサーカス団が能登町にやってきた!

クロワッサンサーカス団が能登町の保育所、幼稚園など4か所でパフォーマンスを開催してくれました。
子どもたちは目をキラキラさせて大興奮していました。
まだ言葉も話せない乳児たちも、言葉を使わないパフォーマンスから目をそらすことも忘れて笑顔になっていました。

ある保護者さんからは、「震災以来、保育所に一日いることができず、いつも途中でお迎えにいっていた1歳の子がサーカスを見た日にあれから初めて最後まで保育所にいてくれました」と感謝のお電話をいただきました。
子どもたちの笑顔がつぎつぎと周りの笑顔を生んでくれます。

団長も「また来ます!」と言ってくださいました。
どこの園でも子どもたちは「くろわっさんさんさんさんさんサーカスだん♪」とクロワッサンサーカス団のテーマ曲を口ずさんでいました。

■災害支援サーカス団も活動中

災害現場から現場へと資器材を満載して渡り歩く私たちも時に周りから「OPEN JAPANサーカス団」と呼ばれています。
この日は倒壊した家屋からの貴重品取り出し活動。

人力と重機でくずれた家屋を取り除き、下に埋もれていた思い出の品をひとつづつ取り出していきました。
またブロック塀の撤去や神社の鳥居撤去も続いており、並行してサロン活動、炊き出しサポートなど毎日みんなで活動を続けています。

 


サーカス団も、私たちも目的は同じ。「その先の笑顔のために」です。

 

【令和6年能登半島地震】支援レポート 4月18~20日

■曳山まつりと子どもたち

500年続く能登町宇出津の曳山まつり。
私たちが最初車中泊をしていた海辺の駐車場に大きな曳山(山車)がくみ上げられていました。
道路の事情から大きな曳山は展示のみとなりましたが、会場には露店も並び、お祭りの雰囲気ができていました。

 

会場では私たちがお借りしているベースがもともと練習場だったという女性の太鼓チーム、女組(めぐみ)の皆さんも登場。
練習を再開されてから毎週力強い太鼓の音をお聞きしていたみなさんの晴れ姿も拝見しました。「メンバーも全員集まれない状況なんです」と前日にうかがいましたが、迫力ある太鼓が町に響いていました。
曳山は子どもたちの「ちょんこ山」が町中を練り歩きました。

子どもたちがかわるがわる木遣りを唄い、掛け声をかけながら一生懸命ひいていきました。
出発点のお旅所、酒垂神社、白山神社と氏子の皆さんと崩れた鳥居を撤去した場所がルートとなり、大人たちもお祭りの音にあわせて体をゆらしながら子どもたちを見守っていました。
地震からの大変な日々もハレの日を待ちわびて取り組んでこられた地元の方たち。能登の象徴である夏のお祭りに向けても意気をあげておられました。

会場で夜まで一人一人がマイクをまわしながら木遣りを披露する声がずっと聞こえてきました。
子どもから大人まで、地域の皆さんの恰好よい姿を拝見することができてうれしかったです。

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