• [2022年]令和4年福島県沖地震
  • 2022年3月16日深夜最大震度6強の地震が発生。 一年前と同じ福島県沖を震源とした地震だったが被害が明らかになるにつれ、前年よりも広域で被災されていることが判明。 宮城県を中心に地元団体として活動を開始。

令和4年福島県沖地震【レポートまとめ】5月12日~

5月12~16日

福島・宮城両県で3万5千棟以上の家屋が被害を受けた地震から二か月。犠牲となった方々、そして被害にあわれたすべての皆様にあらためて心からお見舞いを申し上げます。

OPEN JAPANは宮城県丸森町、山元町、角田市の2町1市を中心に支援活動を続けています。
今回の広範囲かつ膨大な家屋被害を前に、いつも連携している技術系ボランティア団体同士のつながりをより緊密にし、「技術系NPOアライアンス」として活動を行いました。

私たちの活動は現在も継続しています。
社協のみなさんと気になる住人さんの訪問を継続、また先日の暴風ではがれたシートのご相談も入っています。
梅雨を前に地元の団体としてやるべきことを続けながらゆっくりとあがってくるニーズにも対応をしています。

福島県新地町・南相馬市で遠方より現地入りし、長期活動していた仲間たちはニーズの収束を迎え、地元団体や連携団体に引継ぎを行ってそれぞれの場所へと戻っていかれました。

いつも日本のどこかで一緒に汗を流してきたみなさん。
今回は私たちの本拠地、東北へとやってきてくださいました。
屋根上での活動を如何に安全に進めるか、機材や工法をみんなで進化させての活動でした。
ひとつひとつ、不安のもとを取り去りながら住民の皆さんに寄り添ってくださいました。
本当にありがとうございました!

今後もアライアンスとして情報を共有しながら福島県沖地震の支援対応を続けていきます。
コロナ以来、変革期に差し掛かっている災害支援団体の対応や運営、その存在ですが、心強い仲間たちとこれからの展望が見えてきたと感じています。

アライアンスの各団体、そして各団体に集った仲間の皆さん、
「その先の笑顔のために」集まったみなさんに心からお礼を申し上げます。

そんなこんなでわたしたちは明日も07:50分から校庭でラジオ体操をはじめ、それぞれの活動現場へと出発です。
今後も息長く続けていく福島県沖地震支援活動、さらなるみなさまの応援とご支援をよろしくお願いいたします。

ボランティア参加者の声

東日本大地震の時に被災した経験を持ち、今回「できることを」とお祖母さんと高校生のお孫さんが石巻から参加されました。

高校生のお孫さんは、当初食事作りのお手伝いの予定だったようですが、2日間東北大生の方々の輪に入り、寝起きを共にし、帰る時間ギリギリまで活動されていました。
その時に感じたことや考えたていたことをお手紙にしてくださったので、こちらに投稿いたします。

===========

2日間、足湯の指導を受け、地域の訪問、被災した家の掃除等を体験し、各地から支援に来た人達と交流出来た事が私にとって本当に心に残る体験でした。

初対面の人と、少し引きながらも話しが出来、ミーティングの時感想を聞かれた時、緊張しながらも話せた事が私にとって一つハードルを越えられたような気します。

足湯で地域訪問した時も、なまった言葉で話すおばあさんの話が皆に通じず、私が通じで説明して笑ったり、
屋根の修理が終わった時「雨降って!」と願ったことの意味を「雨が降って大丈夫を確認したら安心出来る」と聞いて「なるほど」と思ったり色々学ぶ事が出来ました。

これまで何もしてこなかった私ですが、これからは今回の体験を通して学んだ事を、小さな事でも自分で出来る事を見つけながら生かしていきたいと思います。

支援に一生懸命にとり組む皆様をすごいなぁーと思います。
2日間本当にありがとうございました。

==========

最初は緊張されていたようですが、足湯体験では一番に手をあげ練習していたり、質問したり、
生き生きとキラキラとした笑顔で活動されている姿が印象的でした。

1日目の夜、5、6歳の時に経験した東日本大地震の鮮明な記憶、いまの気持ちを涙しながらも私たちに話してくださったこと、とても胸に響き、改めて考えさせてもらう時間でした。
こちらこそ、ありがとうございました。
(な)

マンスリーサポーターになる・単発寄付する

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。