2021.09.26-10.2【ウィークリーレポート@令和三年佐賀豪雨】
9月26日~10月2日
佐賀県大町町の支援活動。
報道では取り上げられなくなりましたが、現地では水害対応の支援活動が続いています。
濡れた壁や床の撤去、断熱材の除去、カビの対処、乾燥、消毒、重機案件、地域の物資配布拠点の整備、それに住人さんたちとのお話を聞きながらのニーズ調査。技術系NPOのやるべきことはたくさんあります。
そんな中、一か月にわたって活動を続けてくださったレスキューアシストの「親方」が滋賀へと帰られました。
御年80歳、二年前の大町にも来てくださっています。
黙々と作業される姿、そして口を開けば関西弁でレスキューのみんなと掛け合いを始めるその様子に住民さんもつられて笑ってしまうほどでした。
PBVからは現場部隊の川村夫妻が佐賀入りされました。千葉で被災され、台風による屋根被害の対応をずっと続けておられます。
私たちが福島県沖地震において宮城県山元町で屋根対応にあたる際に安全管理から作業方法まで指導してもらい、一緒に活動された方々です。水害への対応も経験すべく、今回も一緒に活動することができました。
炊き出しでは東北の同志、ボンド&ジャスティスのみなさんが全国各地から送っていただいた食材を美味しく調理して住民の皆さんにお届けしておられます。2年前はずっと避難所で炊き出しをされていました。
町内で3地区に支援拠点を設け、SPF(佐賀災害支援プラットフォーム)に加盟する連携団体とともに、その拠点の一つ下潟地区を中心に活動が続いています。
仲間たちとともに、地元の団体と手を取り合い、すこしでも大町の皆さんのお役に立てればと思います。
社協のボランティアさんにも技術系の現場に参加していただきながら、一緒に活動をする機会を作ることもできました。
世の中はどんどんとニュースが新しくなっていきますが、あちこちの災害を受けた地域ではこれから寒くなる時期に向かっての復興復旧活動が続いていきます。
秋の気配がぐっと近づいた佐賀県。
私たちも仲間たちと一緒に「その先の笑顔のために」毎日鋭意活動中です。
※28,29日は活動休止日として休養もとりました。
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