• [2021年]8月佐賀豪雨 大町町
  • 2年前に支援に入った佐賀県大町町。令和三年八月豪雨で再び支援活動を開始する。 佐賀県災害支援プラットフォーム(SPF)に加盟し、県、町、社協および技術系の仲間たちと連携のもと幅広い活動を継続中。

2021.10.20-10.30【ウィークリーレポート@令和三年佐賀豪雨】

10月20~23日

地域の力

大町町社協、佐賀県社協と協働でボランティア活動を行っています。

社協ボランティアさんは人手が必要となる家財出しや清掃などの活動にあたってくださっていましたが、最近は技術系NPOの現場で一緒に活動する機会が多くなってきました。

活動場所では壁や床のはがし方、その事前準備としての養生の仕方、後片付けの清掃までを含めて技術系メンバーから説明を行い、社協ボランティアのみなさんにも実際の作業にあたっていただいています。

「2年前も来たけれど、また次に備えてやり方覚えとかんならん」

「ただ壁をはがすというにも順序ややり方で家の人に負担がかからないようにするのは大切だ」

と作業にあたったみなさんが感想をのべておられました。

コロナ禍以降、地元県内や市内限定でのボランティア募集が続きます。地域のみなさんが集まる中で、私たちが今まで体験してきた災害対応のやり方をお伝えしていくことも大事なミッションだと考えています。

10月24~30日

10月末で現在お借りしている下潟公民館を地域にお返しして、私たちは大町町災害ボランティアセンターのある病院跡に移動します。

引っ越しの準備や片付けも活動と同時に進めています。

そんな中、ちょっと早めのお餅つきを行いました。

地域の住民さんが「おくんちで使うはずやったけどなくなったけんがみんなで食べて」と持ってきてくださいました。

それを炊き出ししているボンド&ジャスティスさんにお渡ししたところ、みんなでお餅つきをしようという流れになり。

しばらくコロナで集まることもしていませんでしたが、緊急事態宣言も明けたことを受け感染予防に注意を払いながらすすめました。

 

みんなで臼を囲み、地域の住人さんたちも準備から加勢にこられてにぎわいました。

「こんなん久しぶりやね」

「コロナと水害でお祭りもなかったけん」

みんなもちとり粉で真っ白になりながら楽しい声がひびきました。

ボンド&ジャスティスは私たちと同じ東北の支援団体。お餅の食べ方も九州と東北の流儀で文化交流にもなりました。

東北の「ずんだ」はもちろん、大根おろしや納豆をお餅と食べる習慣が佐賀にはないとのことで、食べる時も大盛り上がりでした。

また、熱海からいただいた大町町への応援寄せ書きを見た大町の方たちが、熱海の皆さんへお返しの寄せ書きを書こうと、同じ時に同じ苦労を経験するみなさんの思いがつながっていく時間もありました。

いろんなことがあって、大変な状況が続いて、人とも集まることがなくなって。

気が付けば地域の集まりも減っていく中、久しぶりにみんなの力が集まって活気が戻ってきたように感じた一日でした。

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