【7月豪雨 熊本県球磨村支援】 8月4日(火)

【7月豪雨 熊本県球磨村支援】 8月4日(火)

令和二年七月豪雨、あの雨が降り出した時から1か月が過ぎようとしています。

私たちの現在活動の中心地球磨村もいまだ爪あとが色濃く残り、雨が過ぎた後の酷暑と砂ぼこりに住人さんたちも疲れの色が見える、そんな状況です。

 

 

 


私たちが球磨村入りして一週間がたちます。メンバー全員がPCR検査を受けてのち、未発症地域の丸森で移動準備を整え、移動中の感染リスクを減らすため1人1台車両にて陸路を宮城県から熊本県へと2日かけて走りました。

孤立が長引いた球磨村神瀬(こうのせ)地区を中心に活動をはじめ、道路の啓開や土砂に埋没した車の曳きだし、家屋内の家財だしや貴重品探し、土砂だしに取り掛かかりました。再建されるというお宅の大工案件も数件対応中です。

人吉市からの要請に応じて、避難所へ連携団体から地域の皆さんに寄贈された冷凍庫のお届けや、相良村社協災害ボランティアセンターからの技術系案件対応などの遠征支援も行動履歴を取りながら動いています。

車の曳きだしに伺ったお宅では山に避難させた自分の重機が道が崩れておろせなくなり、燃料も流されてしまいました。私たちの軽油を差し上げ、重機隊のばんちゃんがその重機を山から降ろすと住人さんはご自宅の周りを自分で掘り始めました。「うちが終わったら隣もやらんといかんね」と笑みを浮かべて何度もお礼をいってくださいました。

球磨村役場建設課ニーズ対応、球磨村社協ボランティアセンターニーズ調査同行、内閣府防災担当打ち合わせなども続いています。
行政、社協との三者連携を図りながら民間の災害支援団体として出来る事で活動しています。

OJ名物かき氷の「かき出し」もやっています。マスクにゴム手袋、消毒と気を使いが熱中症による直接的な被害が心配される中、住人さん、ボランティアさんが行列を作りました。湿気のこもる室内で片づけをされている方々にも配達し、距離を取りながらもお話を聞いたりニーズを伺ったり。子どもたちはシロップで真っ青になった舌を見せてくれました。

 

 

 

 

 

今まで各地の豪雨災害で活動してきていますが、今回やはりコロナにより人手が不足している現実があります。いつもなら道を歩き、住人さんに声をかけ、ボランティアさんたちをお連れして入り込んでいきますが、今は少数のメンバーで1軒のお宅に1人2人と入っています。それでも住人さんは笑顔を浮かべてくださいます。ときには涙ながらにお話をしてくださいます。


できないことを挙げるより、今置かれている場所で何ができるのか。
地元団体 社協 村、県、国とも連携を取り調整を行いながら最大限の支援を行うことができるように地元の皆さんたちと一緒に考え行動していきます。

 

この先の笑顔のために。どんな状況でも私たちの目指すものは変わりません。今日も真夏日の中、みんな真っ黒に日焼けしながら活動を続けています。

 

■OPEN JAPAN熊本支援にあたりご支援のお願い■
昨年8月からの佐賀豪雨支援、台風15号千葉支援、台風19号宮城県丸森町・長野県・茨城県支援、そして今回の熊本支援と切れ目なく活動が続いています。

今後の長期的な支援活動のために、みなさまの応援、ご支援を何卒お願いいたします。

みんなで!できる事を。

https://saigaishien.openjapan.net/?p=700

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