【福島県沖地震 宮城県山元町支援】

【福島県沖地震 宮城県山元町支援】
2月13日、最大震度6強を超える地震が福島沖で発生しました。

福島県と宮城県では住宅の一部損壊が9千軒にのぼる被害でした。

昨年より令和二年七月豪雨支援で熊本県球磨村で活動中でしたが、この地震を受け緊急支援チーム代表の肥田(ひーさん)が現地調査に入り、各所と連絡調整を行い宮城県山元町で支援活動の開始を決定、球磨村との二拠点体制で活動を行っています。

山元町は2019年から2020年にかけて台風19号支援で10か月間活動していた丸森町の隣町。また福島との県境に接し、お隣の福島県新地町とは同じ生活圏にあります。

新地町も住宅被害が多く、損壊の割合は福島県の方が高くなっています。そのため、被災家屋の割合で実施が決められる災害救助法が福島県には適用されましたが、宮城県はその割合に達していないため、山元町には適用されませんでした。

それでも宮城県の被害は3千軒にのぼり、多くの家庭で屋根瓦がくずれ雨漏りが発生しています。あるお宅では天井も落ち玄関から星空が見える状態でした。

大坂北部地震支援や台風15号での千葉支援で屋根の応急補修ニーズにあたっていたDRT JAPANやDEF、レスキューアシストなど連携団体とともに被害の大きかった新地町から山元町にかけて屋根のブルーシート掛けや災害廃棄物の運び出し、そして重機による土砂撤去などのニーズにあたっています。

おりしも東日本大震災から10年の時、山元町も津波で被害を受け、震災遺構も残る町です。たくさんの報道陣が東北に押し寄せましたが、いまも進行形で雨漏りにより水害にあったように濡れてカビが発生している状態になっているお宅、ボランティアも業者も間に合わず自分たちで危険な屋根上作業を行っているお宅、お彼岸を前にドミノ倒しのように倒壊している墓地などの様子はあまり伝えられていません。

OJでは屋根上作業は安全管理面から今まで経験者以外は行わないようにしていました。今回は被害数と人手の不足を鑑み、千葉で活動を続けておられるPBVのお二人から手ほどきを受け、トレーニングを積みながらメンバーで対応にあたっています。

私たち団体の地元である宮城県でおきた災害、できる限りのことを行ってまいります。

コロナ禍にあり、もともと少数で行ってきた活動ですが、球磨村と山元町で引き続き感染対策も講じて対応していきます。また球磨村での活動も地域の皆さんと協力して予断なく継続していきます。

活動をはじめて間もなく、宮城県沖でも震度5強の揺れが観測され津波注意報が発令されました。
屋根の上にいるときでなかったことが幸いでした。
より徹底した安全管理と現場での対応想定、物資や資器材の整備などを続けます。

できる人が、できるときに、できることを。

今一度この思いで10年前の震災より大きな揺れに襲われた地域の皆さんのために活動していきます。引き続きの応援、ご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。

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