秋田県豪雨 【秋田県秋田市】支援活動レポート 12月19~28日

■あきた学生つながるミーティング

23、24日にはいわて学生ボランティアネットワークと日赤秋田看護大学・短大による表題ミーティングが行われました。
夏の水害に際し、ボランティアとして参加してくれた両学校の学生たちに、東京から中央大学ボランティアセンターの学生たちも参加しました。

地域NPO、あきたパートナーシップと外部支援団体である私たちOPEN JAPANからもパネラーとして参加しました。
夏にかかわった各団体からの発表や、パネラーからのお話、学生たち同士の交流などが持たれました。
二日目には仮床をはっているお宅へ伺い、住民さんと一緒にビス打ちや掃除など実地体験。お昼からは袋状のラップを使ってお米を炊き、秋田名物だまこ汁(きりたんぽのお団子版)を作りました。


秋田看護短大の及川教授は学生を引率し、災害ボランティアセンターの立ち上げから参加。
何度も現場に若者たちと来てくださいました。
ご本人は仙台出身、震災時には津波を目の当たりにされています。
「防災キャンプフェス」を学生たちと開催し、二日間で8千人以上の人たちが看護大に訪れたといいます。
「楽しい防災」をキーワードに、少しでもたくさんの人が防災に触れるきっかけづくりを進めておられます。

看護師をめざす学生たちも子供のころに震災を体験した世代で、石巻や岩手出身者もたくさんいました。
「あのとき助けてくれた人たちみたいに」そんな思いで看護師の道を目指した学生もいます。
東北を中心とした若い学生たちの自主的なミーティング、未来が楽しみな時間でした。

■秋田での活動

寒波により市街地でもホワイトアウトするような天候が続きました。
クリスマスを超えたころから寒さが和らぎはじめています。

市が用意した暖房器具や寝具の配布がつづいています。
年明けには「支えあいセンター」も開くこととなり、新しく採用された皆さんも一緒に配布にあたられています。

訪問しながら住民さんとお話をすると
「寒さが厳しくて、家もまだ直りきっていないから隙間風が」
「布団は濡れて捨ててしまって、ある布団を全部子どもたちにまわして私たちは服を着こんで寝ていました」
と一軒一軒それぞれのご事情を聞かせてくださいます。

「あったかく過ごせるのが何よりありがたい」と笑顔で物資をうけとられています。
サロンも継続しており、クリスマス会も開かれました。

子供からお年寄りまで、みんなで集まってにぎやかなひと時でした。
地域で営業するマザーカフェさんがケーキとコーヒーも出してくださり、にぎやかなひと時が持たれました。

■年末を迎え

OPEN JAPANは29日まで活動を行い、お正月はお休みです。
年明けからまた秋田、佐賀と各地で活動を開始します。
今年一年も活動が続きました。

資機材の整備や次の災害への備え、平時の防災活動や講習会の準備もおこなってまいります。
各地で出会った皆様、受け入れてくださり本当にありがとうございました。

そして支援してくださる個人、団体、企業の皆様に心からお礼を申し上げます。おかげさまで静岡、石川、茨城、福岡、佐賀、秋田、福島と各地で支援活動を続けられております。

「その先の笑顔のために」
来年も引き続きよろしくお願いいたします。

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