【令和6年能登半島地震】支援活動レポート 4月1 ~6日
【令和6年能登半島地震】支援レポート 4月1日
3か月となる月命日。
朝礼は新高校生コンビが司会をしてくれ、黙とうのひと時を持ってから活動開始。
ブロック塀の撤去や家屋内からアップライトピアノの分解搬出などの社協ニーズを進めました。
また別チームは庫裡が倒壊してしまったお寺から仏像や曼荼羅、仏具などの救出へ。
未指定文化財として町の教育委員会も確認に来られました。
代々伝えられてきた大切なものを取り出すことができ、「心が軽くなった」と言っていただけました。
まだ石仏さまが二体取り残されているので明日引き続きの活動です。
炊き出しも発災以来活動を続けているボンジャスと一緒におこないました。
3か月が過ぎて、能登町内でも水道の復旧は9割進んだとなっていますが、自宅敷地内の漏水などで実際に水が使える状況になっているお宅はそこまで達していません。
私たちのベースもいまだ通水しない地域にあり、3か月間断水の生活です。フェーズの移り変わりがいまいちはっきりとせず、どこまでが緊急期でどこからが復旧期かという今までの基準では測れない状況です。
過去の事例を踏まえつつ、現場にいるからこそできる、今の状況に適した支援を地域のみなさんと一緒になって進めていきます。
【令和6年能登半島地震】支援レポート 4月2日
いつも応援に来てくれる東北の仲間、山形から音茶屋のみなさんが炊き出しに。
地域の皆さんと一緒に準備してお配りしました。
地元の方がいると、こちらが聞かなくても「3人だったよね!」とお互いの顔を見ながら器を用意してくださっていました。
みんなで牛肉と里芋たっぷりの山形名物芋煮とお漬物をお届けしました。
漁港で行った炊き出しはたくさんの方がこられました。
「水はでるようになったから家に戻ったけれど、片付けでご飯つくるひまがないがぁ」
「まだ敷地内で水が漏れとってうちはダメなのよ」
いろんなお話を聞きながら地域ごとの現状を把握できます。
山形チームは炊き出し後、珠洲などを視察してそのまま日帰りで戻っていかれました。
能登の早い段階でも軽ダンプや発電機など資機材を運んでくださり、ブロック塀の撤去や土壁の搬出などに活用させてもらいました。
弾丸での活動でしたが、少しでも必要な場所で必要なことをしたいときてくださいました。ありがとうございました!!
【令和6年能登半島地震】支援レポート 4月3~6日
地震発生から地域の皆さんが境内にテントを建てて避難していた神社。
土砂崩れと倒木によって拝殿と神輿を入れいている倉庫が大きなダメージをうけてしまいました。
春の神事を前に、氏子さんたちが集まって清掃されるのに合わせて仲間たちと重機による崩れた鳥居や石細工の撤去、チェンソーによる倒木の除去などを行いました。
また神輿蔵も応急処置を施す準備をしています。5台あるお神輿のうち4台は無事でした。
1月に炊き出しで訪れたとき、みなさんが鎮守のお社の境内に集まって一緒に夕食をとっておられた姿が印象的でした。
カインズのみなさんもボランティアとしてOJに参加。
一緒に境内の清掃にあたりました。また仮設に長野のボランティアさんがもってきてくださったお花を自社から持ってきたプランターに植えて配布してくださいました。
日中はすっかり春らしくなり、あちこちで春のおまつりの声が聞こえてきています。
復旧への道はまだまだこれからですが、少しづつ日々の生活、そして季節の風習が戻るように活動しています。
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