• [2024年]能登半島地震・豪雨
  • 令和6年1月1日地震発生、3日より能登入りし活動開始。 9月21日には豪雨災害も併発、能登町を中心に奥能登各地で活動を展開する。

【令和6年能登半島地震・豪雨】支援活動レポート 10月15日~20日

【能登半島豪雨】支援活動レポート 10月15~17日
重機チームは能登町内の山間部での活動が続いています。
地震で弱っていた山が雨で崩れ家裏に押し寄せている状態です。一軒のお宅がそれぞれご立派で宅地も広いため、土砂撤去の範囲も広く、家裏からの搬出も不整地運搬車などを活用しながら進めています。

輪島市門前の深見地区での活動も続けています。
住民さんたちとのコーヒータイムもすっかり定着し、作業前や休憩などはご近所の皆さんと歓談の時間です。
同じく輪島の南志見地区でも活動を開始しました。

地震以来、能登町社協と連携して活動しています。
現地調査に一緒に訪れながら、社協ボランティアさんと我々で行う現場の振り分けや、共同してできる部分のすり合わせ、技術的なアドバイスなども行っています。
また他市とくらべ外部の応援が少ない状態で、豪雨災害ボランティアセンター運営と地震対応、支えあい事業、通常業務を並行して町単位社協で行っておられるため、週末のボランティアセンター運営のサポートも行っています。

能登町社協の皆さんも多忙の中、長く続くボラセン対応を行いながら、ニーズの漏れがないようにと細かく住民さんとお話をしながら運営を進めておられます。
私たちも必要とされることを行いながら、地域の皆さんといっしょになって活動をすすめています。

【能登半島豪雨】支援活動レポート 10月18~19日
地震から引き続き、OJと連携して写真洗浄をおこなっているあらいぐまK1さんからのレポートです。
大切な思い出、すこしでも残すことができるように取り組んでおられます。

<<<<<以下本文>>>>>

地震による倒壊や津波、豪雨による浸水、土砂流入で大切な写真アルバムも被災してしまいました。
OPEN JAPANとあらいぐま能登は協働で写真洗浄会を実施することにしました。

住民の皆さんの写真を、できるかぎり救いたいと思っています。
写真が水に濡れて表面が溶け出してしまっても、捨てる必要はありません。捨ててしまうと取り返しがつかないのが「写真」です。
水に濡れたままの写真アルバムがありましたら、応急処置としてページを広げて乾かしておいてください。

長いこと濡れたままにしておくと、バクテリアによる侵食が止まらず、やがて写真像が消えてしまいます。
乾いてしまえば写真洗浄は片付けが落ち着いてからやるということで大丈夫です。
—–
これまでに
鵜川写真洗浄会(8月31日、9月6日 7日)
白丸写真洗浄会(10月11日 12日)
2地区の写真洗浄会を実施しました。
併せて報告いたします。

—–
最初の鵜川写真洗浄会は台風接近により、県外組がほとんど来られない状況になり、開催が危ぶまれましたが、住民の皆さんが声を掛け合い集まってくださり、無事開催することができました。感謝しております。鵜川の底力を見た気がしました。
翌週は子どもたちが続々活動に加わり、思ってもみなかった賑やかな洗浄会になりました。

アンパンマンのマーチ鳴り響く中、良い意味でカオスな洗浄会となりました。
子どもたちがまた凄かったです。みんなとても器用で大人顔負けの手腕を発揮し、くっつき写真を次々剥がしてしまいました。

各地の大学生たちも集まってくださり、たいへん作業が進みました。音頭を取ってくださった
北陸学院大学 田中純一先生に感謝いたします。今後ともよろしくお願いします。

—–
白丸写真洗浄会は持ち寄りが多くあり、ご自身で洗われた方が多かったです。自分の家の写真を自分で洗う。実はとても意義深いことなんです。洗いながら家族の思い出を振り返ることができます。写真を通して家族の大切さを再認識したと言われる方は多いです。

休憩時間には自己紹介タイムを設けました。なんと1時間。いろんな話が出ました。もちろん辛い話もたくさんあったんですが、今は前を向きたいと言われた方が多かったと思います。ホッとした表情で、住民さん同士もお互いを知れて良かったと言われていました。最後は笑顔で記念撮影。

それにしても「りき君に会いたいわ〜」と言われるお母さんたちの多いこと! これまでのOJサロン活動は地域の人たちをたくさん笑顔にしてきました。

—–
はるばる輪島や町野からも持ち寄りがありました。豪雨災害の後は写真洗浄の必要性がより増したように思います。
白丸の翌日には町野町からたくさんの写真が届きました。

到着後にすぐアルバムを広げて干しました。泥の付着が多かったので泥払いの処置も行いました。今はまだ乾いていないので、もう少し経ってから写真を取り出したいと思っています。
手配を頂いたもとやスーパーさんに感謝いたします。

いずれは豪雨災害の地区でも洗浄会をやりたいと考えております。

—–
今後の予定は
珠洲市内で「宝立町写真洗浄会」の開催が決まっています。
11月29日(金)30日(土)
@宝立公民館
珠洲市宝立地区は津波の被害が大きかった地域です。前々から計画していたのですが、遅くなってしまいすいません。被災した写真をお持ちの方は、宝立町写真洗浄会にお持ちください。宝立地区以外の方でも依頼可能です。ご遠慮なく。
—–

ボランティア参加も歓迎しています。
参加のハードルが低いというのも写真洗浄の良いところです。誰でもできます。特別な技術は要りません。

この活動はできれば地域の皆さんと一緒にやっていきたいなと考えております。地域再始動のきっかけになれたら、それ以上の喜びはありません。
「何かしたいな」と考えている方は、地域の中にもかなりいらっしゃるのではないかと思っています。申し込みは不要です。途中参加・途中退出もOKで、ちょっとの時間でも大丈夫です。お気軽にお越しください。
皆んなで写真を洗いましょう。
(K1)

【能登半島豪雨】支援活動レポート 10月20日
今回初めて参加してくれたみかからレポートが届きました。
橋の下世界音楽祭で出会った縁から能登へと来てくれました。
また来てくれることを待っています。

<<<<<以下本文>>>>>

住民の方をはじめ、「災害NGO結」のメンバーと協力して民家の床下、家の前の排水溝の泥出し、畳の撤去などを行いました。
床下の泥出しでは奥の方に水が溜まっていたため急遽ポンプを使用して排水。

ポンプが上手く作動しなかった時には「水が足りないのかな」「馬力が弱いんじゃないか」と住民の方と考えながら試行錯誤。
想像以上に水量が多く、排水にはまだ時間がかかりそうです。

住民の方からは「目の前は田んぼだったけどこんなになっちゃった」「地震は大丈夫だったけど、雨の方でね、、」などのお話を伺いました。まだ目の前には流木や土砂があり、田んぼの面影もありません。
それでも「これ持とうか」「自分がやるから声掛けて」など積極的に協力してくださり、「ありがとう。無理しないでね。」と優しい言葉を何度も掛けてくださりました。

まだ作業は続きそうですが、住民の方の笑顔が少しでも増えるよう頑張りたいと思いました。

マンスリーサポーターになる・単発寄付する

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。