2021.07.11~07.17【ウィークリーレポート@熱海土石流災害】
令和3年7月伊豆山土砂災害で
現地調査中の ひーさー よりレポートが届きました。
7/14
猫とお弁当
昨日の2時間のみの一時帰宅も初日のみで、次の日の地区の方々は現場での混乱が生じ、中止となってしまった昨日今日。
熱海市役所のご尽力により、総務省熱海市消防との打ち合わせの結果、現場調査の了解を得て改めて土石流に襲われてしまった伊豆山地区に、熱海社協 そして仲間と入りました。
高温高湿度の現場最前線で、懸命に人命救助。
捜索に当たっている自衛隊・警察・消防の方々の姿が目の前に繰り広がる現場最前線。
急坂を登り降りし、階段を右に左に登ったりして調査を進めていると、お庭に親子と思われる猫ちゃんが「じっ〜」とこちらを見ている。
ご飯は食べているのかな?
飼い主さんは何処に今いるのかな?
この先、猫ちゃん達はどうして行くんだろか?
様々な思いが駆け巡る。
そんな中、何か出来る支援しなければと、静かに状況確認する団体がいる一方、
町内会長や規制線の中に居る住人さん元へ、入れ替わり立ち替わり訪れる支援団体の姿が目につく。
私達はこれができます。
こんなに遠くから来てます。
必要と思いこんなに支援物資持ってきました。
困っている人がいる「はず」なのに、どうしてわたし達を受け入れてくれないんですか⁉︎
あなたは困ってないんですか?
と、現場最前線の規制線の中まで入り込んで来て、大きな声で話している支援団体の様子を日々目にする被災地、熱海。
社協さんと話してますと言葉にして、町内会に入って行き現場の写真をバンバン撮りSNS の書き込みで、
わたし達の団体は現地で受け入れられ、支援活動頑張ってます。応援よろしくお願いします‼
振り込み先こちらです!と
ンンンと思い社協さんに聞くと、その団体は挨拶に来られたけど、現地で活動するとは聞いて無いんですけど…どうしましょ⁈と。
現地の社協さんが困惑し、町内会へ連絡したり市役所と確認したりと、一刻を争う被災地の災害ボランティアセンターの職員が、数時間の時間を割く日々が繰り返されている熱海。
避難所では
「支援に来てるのに、
我が団体は過去の被災地でこれだけの事してきたのに、
何で避難所に入れないんだ⁉」
と避難所の中で大きな声を出し、市役所職員に何度も呼び止め、繰り返し話し続ける支援団体。
なんの為の、「支援」と言う名の押し付け?
それにより、多くの市職員・社協職員の時間が失われているうだろか?
そんなこんなの日々の中、在宅被災者のご家族が、お弁当の支給を受け取りに来られました。少しお話しをお伺いすると、
今日はまだ魚が入っているから嬉しいよね〜
いつもは毎日毎日揚げ物で、少し胃もたれして体調がチョイと重い感じなんです。
野菜が食べたいけど贅沢言ってられないですから
と話しくれてた、住人さん。
それが、現場の声。
地域のコミュニティで何とかしようと、踏ん張っている町内会に押しかけ、本来なら近所同士お互い様で助けあい、何とかこの大変な時を、地域で助けあい乗り越えて行こうとしている、被災地のコミュニティもあります。
なんか手伝う事あるか?と尋ねて来る地域の近所の方々が、
「ボランティアさんにやってもらってるなら大丈夫だよね。」
と帰って行く姿。
なぜ、地域がお互い様で助け合おうと立ち上がろうとしている時に、「ボランティアさんいるから大丈夫」と口にして帰ってしまう事。それ以来、来なくなってしまう地区住人さんがいる事を考えないのかな〜。
フェーズも日々変わる事も多い。
その時に必要な事を、そこにいる支援団体ボランティアさんは、ずっとそこに居るのだろか?
ずっと住んで行く住人さんの、「自立」の妨げになっていないだろか?と、なぜ考えないんだろうか?
(自問しながらも)
支援する事が目的となり、被災された地域のお一人おひとりが今は大変だけれど、少しずつ少しずつ自力で歩んで行く。
「自立して行かれる方向」に何故、思いを馳せる事が無いんだろうか?
この度の熱海で起きてしまった、自然災害。
発災翌日から、時の流れ・様々な支援団体の動きが見える被災地・「熱海」から。
OPEN JAPAN 緊急支援プロジェクトどう動く⁉
︎
多くの方々や団体では無く一部の方々のお話しでした。
少し辛口にて失礼しました。
今日も一日活き生きにです。です
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