• [2024年]能登半島地震・豪雨
  • 令和6年1月1日地震発生、3日より能登入りし活動開始。 9月21日には豪雨災害も併発、能登町を中心に奥能登各地で活動を展開する。

【令和6年能登半島地震】支援活動レポート 5月18日~22日

【令和6年能登半島地震】支援レポート 5月18日~5月20日

時折の雨もはさみながら活動が続いています。
雨脚が強まると、いまだ崩れたままの山肌の側や亀裂が入っている道路を通る際にも注意が必要な状況が続いています。
活動に参加してくれたわかものが感想を寄せてくれました。
それぞれに現場に来て感じたことを共有することでまた思いをあらたにすること、仲間に伝えていくこと、みんなそれぞれの土地から能登に思いをはせています。

____以下本文____

■初めてのボランティア、初めての石川という踏み入れたことがない場所で3日過ごすと言うだけでも不安な気持ちが大きくあって、
正直、自分に何ができるんだろうという気持ちもすごくありました。

 

今回、私は街の建物を見ながら、住人さんと関わる機会を多く貰えました。
中には喋りながら涙を必死に堪えている方もいらっしゃいました。それでも、明るく元気に過ごされている方を見て、私も元気が出ました。

一緒に強くなろうと思えました。私個人としても大きなものを得たと思います。
街を見た際、地震当初のニュースで流れた光景のまま、4ヶ月後も残っていることに驚き、それだけ人が足りていないのだと、実感しました。
報道を目にすることが減って、この数ヶ月でだんだん落ち着いてきたのだろうと勝手に思い込んでいました。

 

もっと人がいる。
道も通れるようになってる。
もっともっとここに来なくては。

そう実感した3日でした。
本当にありがとうございました。 (よしか)

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■私は、初めて災害ボランティアというものに参加した。
現状を見て、被災から5ヶ月目に入ってこの状況かと思った。
元の生活に戻るのに、何年という時が必要だと感じた。

 

最初、ボランティアは危険と常に隣り合わせで動くものだと思っていた。
だが、実際は安全な現場が多く、危険な地域自体はボランティアが入ることすらできないのがリアルだった。
公費解体の対象にならないものや、敷地との境目のブロック壁の除去など力仕事がメインだ。

やっぱり力仕事などは若者が力を発揮する場でもある。
瓦礫自体を運ぶまでに切ったり、砕いたりするなどの作業は経験のある方がやる。
私自身は機械を使うことができず、運ぶ作業をしていたが目で見て学ぶということができた。

現場では一つの作業だけでなく、誰が何をしていて次何をしたいのかという読み合いがうまくいくことで作業効率にも繋がる。
そういった作業自体を地元の方たちと一緒にやる、ということがより大事になってくる。
私たちだけでやりきってしまうのではなく、一緒にやることで、地元の方にとっても良い経験・交流にもなると感じた。

こうした、いろんな現場に行き多くのことを体験した。
いろんな思いはある。だが、それより多くの人が今となってはなかなか報道もされなくなった現状を自分の目で見て感じて欲しい。

そして、自分自身にあった形で良いから支援をすることが必要だと思った。たった4泊5日だったが考えることが多くあった。
周りに声をかけて、1人でも多くの仲間と一緒に行きたい。また、夏休みや後期にも向かいたいと思う。 (さんと)

 

【令和6年能登半島地震】支援レポート 5月21日~5月22日

能登町内の中心部は家屋が密集しており、その間にブロック塀が立ち並んでいます。
細い隙間で倒れたブロック塀は家屋に寄り掛かり外壁を押しているような状態も見受けられます。
安全の確保を第一に、ブロックの除去を行いました。

狭い路地から3トンダンプに積みきれない量のブロックを搬出します。
表からは見えないところですが、家にダメージを与える要素をとりのぞいて住民さんも安心してくださいました。

また作業を続けていたお寺では地域のシンボルであった崩れた鐘楼から鐘を引きだすことができました。
同時に近隣の現地調査を行いながら活動をしています。

以前倒壊しかかっていた家屋の二階から重機を使って家財を取り出した様子を見ていた住人さんから「うちもみてほしい」と直接ご依頼がありました。
ちょうど公費解体の業者さんも隣家におり、「お気持ちはよくわかります、ご自分で一目見たいと思われるでしょう。足場を今から組むのところなので少しでも安全にしてから確認してください」と理解を示してくださいました。

1日ずれていたらそのまま解体工事に入っていたとのこと、午後には安全な場所から今まで入れなかった二階の様子を確認していただき、乾燥機などまだ使えるものを取り出すことができました。
少しでも、ちょっとでも、思い出の詰まった大事なお宅を解体するときのお気持ちの整理がつくお手伝いができたなら良かったです。

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