【令和6年能登半島地震・豪雨】支援活動レポート 9月22~25日

【令和6年能登半島豪雨】支援活動レポート9月23日

大雨が上がって2日目。
だんだんと停電や断水から復旧し始めていますが、水道から泥水が出続けているとの声が未だ耐えません。
今日は川の真横にある家屋の泥出しを行いました。

傾斜のある土地で立地が低いため、周りの家に比べ被害が目立っていていました。
庭には大量の泥が流れごみ、深いところだと70cm近く、玄関や和室や台所のある1階は15センチ程の床上浸水の跡が見受けられました。
1階だけでも総数48枚あった畳の下は泥で溢れ、畳が浮いて敷居の高さを超えている場所も。

家主さん夫妻は大雨の日の大半を2階で過ごした為ご無事だったのですが、雨があがって見たこの現状に困惑し途方に暮れたそうです。
「どうしたらいいのか。何もできなくてごめんね。」
私たちが活動している間、奥様がお茶を配りながらずっとその言葉を繰り返されていました。

片付けを手伝いにいらっしゃっている地元の方も多く、ボランティアと合わせ総勢20名近くで活動しました。
泥出しは、庭は重機を使ってトラックで行い、農業用や除雪用のスコップとバケツなどで行いました。
ご近所から手伝いにこられた方の多くは、このご夫妻をよく知っているそうで、この被害状況のあまりの悲惨さに、
「こんなの辛いよ…かわいそうに。」
「できることせにゃあ。」
と呟きながら活動されていました。

また、私自身は、泥出しのために全員が土足で出入りしていた為、掃除しても仕切れないなら台所だけでも裸足で入れるようにしたいと、活動を通す中で思い、作業終盤に近所のお母さん2人と私の3人で台所の床を掃除しました。

全てが変わったけどここだけは変わらないな、と少しでも安心できる場所になって欲しいです。
泥出しは終わっても、現状復帰は難しく、これから時間がかかる多くの作業が待っています。
ニーズを聞きながら、できることを努めます。

水害は人手がとても重要になってくる災害です。
今後もまだまだ被害への支援は必要とされています。

集まる人の輪と、そこから生きる力を大きくしながら、
少しでも多くの地元の人が、安心と笑顔を取り戻せるように活動を続けたいと思います。
(ほたる)

【令和6年能登半島豪雨災害】支援活動レポート9月22日〜24日

22日の昼まで雨が降り続いた能登町。
昼から役場に赴き、続々と入って来る被害情報から、緊急を要する技術案件対応の依頼を受け、OJ重機隊は柳田地区天坂の道路啓開現場へ。

能登町行政及び関係機関と、これまでの地震災害対応を連携して活動して来た事で、豪雨災害発災直後から、いち早く被災された皆様が、望まれる対応が出来たのではなかろうかと思います。
「またしても災害・・・」
閉ざされた能登の住民さんの心・・・。
容赦なく襲い来る自然災害・・・。

それでも我々は、被災された皆様と一緒に、閉ざされた道のりを、助け合い、支え合い、励まし合って切り開いて行くのです。
けして容赦はしない、自然災害に向かって。
(重機隊 萬代)

【令和6年能登半島豪雨】支援活動レポート9月22~25日

能登豪雨発災のときは3連休もあり能登にも各地からボランティアが集まっていました。
雨が上がり安全を確認したのち、みんな即座に活動を開始しました。さらに仲間たちも集まってくれています。
そんな中の若者のひとり、カイからのレポートです。

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能登に入る2日前に水害がおきた。
地震の被害から復興していたところに水害。
住民の方々も気持ちが落ち込む状況だった。

初日から泥出し、荷物搬出を手伝い、その後は近隣住民のニーズを聞きお手伝いをした。
多いところでは70cmもの泥が家に流れ込み、床上まで浸水していた。
住民さんは大切な家を綺麗にし、住める状況にしたい思いで一心に作業をされていた。

僕も住民の方がもう一度住めるよう、安心して家に帰って来れるよう作業をした。
能登の方々は自分たちが大変で手助けが必要な状況にも関わらず、

「みなさんはここまでしてくれたらいいよ〜他の困ってる人手伝ってきて〜」といってくださり、思いやりと助け合い精神がとても強い方たちなんだと感じた。

能登の方々はほんとに心が暖かく、優しかった。
これからもできることを続けていきたい。
(川島カイ)

9月25日活動内容
重機 輪島泥出し 1件
現場 泥出し、片づけ 2件
炊き出し 中斉コミュニティーセンター 150食
現地調査

【令和6年能登半島豪雨】支援活動レポート9月25日

1月から滞在していると町民さんともすっかりなじみとなっています。町民さんたちも積極的にボランティアに参加、一緒に泥出しをおこなっています。
並行して重機チームは輪島で活動する仲間たちのもとで重機による土砂撤去に連日入っています。
ずっと炊き出し、サロン活動などで各地域の公民館や区長さんたちと交流を続けていたサロンチームは状況把握で各地をまわり、必要な場所で炊き出しと物資配布にあたっています。
それぞれのチームからのレポートです。

■重機による土砂撤去活動(輪島市)
重機チームは輪島で水害の対応にあたりました。
保育園脇とその先の道路に堆積した土砂が道路脇に積上げられており、その土砂をローダ等の重機を使いダンプに載せ土砂置き場へ搬送するのが本日のミッション。
保育園脇とその先の土砂はほぼ回収完了、しかし未だ付近には大量の土砂が堆積しています。子どもたちが通う場所。地元の業者の方たちと共に早期の現状復帰を目指し活動を継続していきます。

■炊き出しは各地の避難所や集会所へ(能登町)
17時30分より斉和コミュニティーセンターにて150食炊き出しスタート。
メニューは元気鍋、炊き込みご飯でした。
いまだ断水や停電も続いているところもあり、水道がでても濁っている、家がオール電化でガスが通っても停電で火が使えないなどさまざま状況があります。
お水、ガスボンベ、簡易トイレも用意して必要な方に持って帰っていただきました。
19時ごろから柳田第一仮設→柳田公民館→上町仮設へ移動し元気鍋、炊き込みご飯をお届して回りました。
避難所では勉強している子どもたちもいました。やっと地震から普通の暮らしに戻りかけていたみなさん。1日も早い復旧を願います。

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